| 2006年5月9日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 300 |
5月9日(火) 曇り 7時気温?℃
昨日の夕方、サムちゃんが「これ蹴っ飛ばしだけど」と、また筍を届けてくれた。
彼女にとって筍はいちいち掘って採るものではなくて、竹林を荒らさないために足で蹴っ飛ばして歩くものなんだそうである。ま、蹴っ飛ばして折れるくらいだから柔らかい。今年最後の筍ご飯にして、お裾分けした。すると「腱鞘炎の後遺症はどうしたらいい?」と言って左腕を出した。手首の所が腫れている。去年階段で転んで、痛めたところだ。使うと痛いので仕事をしながら自然とかばうので、腕の筋が肩まで痛いという。うーん、痛いときは使わないのが一番良いんだけどねとと言わずもがなを言ったら、休んでたら口が干上がると返された。忘れる日もあるが、今日のようなぐずついたお天気の日は痛むという。そうそう、こんな日は私も調子悪い。思いがけない怪我が多くなって、それが治りにくくなって行くのが年を取るって事なんだねと自分に聞かせるようにつぶやいたが、その通りだと思う。年を取って身体が弱るのがまるで「自己責任」で自分が悪いような宣伝をお上はするが、ドッコイいつまでもぴんしゃんして若いときと同じような人(たまにはいるが)は、それは化け物だ。生物である人間が弱ったときの保障をするのが政府の仕事ではないか。でも自分自身が「老い」を受け入れる事が、まず問題なんだと思う。 |
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| 2006年5月8日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 299 |
5月8日(月)曇りのち雨 7時気温?℃
お花見旅行D
むすめ達が未だ小学生だった頃、夏休みに弘前旅行をしたことがある。岩木山へもバスで登ったが、娘はその事は覚えていないと言う。その時乗車した市内観光バスのガイドさんは、(皆さんは綺麗な標準語で羨ましい)と言ったが、今では方言が見直されて、「案内はぜーんぶ津軽弁でやってくれ」というお客さんもいると朋ちゃんは言った。
さてお目当ての弘前公園は、中心部に入るには入場料がいる。但し、午前9時から午後5時迄に入場する場合であって、それ以外の時間はフリーパスである。ツアーの2日目、早めに夕飯を済ませて夜桜見物に出かけた。朋ちゃんは冬用の長いコートを着込んでいる。こちらも貼るカイロで、しっかりと準備を整えた。
天守閣と桜、それに赤塗りの橋が揃った下乗橋の上は、写真を撮る人撮られる人でごった返していた。そこを抜けると直ぐ左手に、高さ10メートルはありそうなしだれ桜が2本ライトに浮かんでいる。上品で、艶めかしい。誘われるようにその桜の下に入って見上げると、8分咲きの桜がふんわりと全身を包んでくれた。桜は早起きで朝の内だけ話しをするという。翌朝9時にはもう大勢の花見客で混雑していたが、何となくのんびりしている。公園内はしだれ桜と染井吉野が同時に咲いて、桜と同じ2千余本の松などの古木が桜を引き立てている。お堀の水にふれんばかりに枝先を伸ばした桜のトンネル、青い空を背景にしてすっくと立ち上がった雪の岩木山はまるで銭湯の絵のようだ。遠くに真っ白な雪を被った八幡平と八甲田山の山並みも望めた。ここの桜はとても大事にされている感じと娘がつぶやいた。
今回の花見ツアーで、やはり弘前公園は特別だった。 |
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| 2006年5月7日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 298 |
5月7日(日) 雨 7時気温?℃
お花見旅行C
ツアー2日目、バスで奥羽山脈を越えた。私は電車が好きなのだけれど、鉄道では見られない残雪の残る山道が新鮮だった。高度を上げ、トンネルを抜けるたびに景色が変わり、単線の線路さえずっと下の方を頼りなげに山々の間を通っている。岩盤浴で有名な玉川温泉の入り口には、満車の札が立っていた。病人に連休は関係ないのだ。
刺巻湿原の水芭蕉群生地見学を経て、武家屋敷としだれ桜の角館に到着。青い空、ひんやりと冷たい空気、残雪の山々と引き立て役が揃って、しだれ桜も檜木内川堤の染井吉野もさらに美しかった。私は角館駅の樺細工の壁画を娘に見せたくて駅まで急いだが、見あたらなかった。駅そのものが建て替えられていた。近くの観光案内所で訪ねると「さあーて、新幹線が開通して13年になるしどごさいっただか?」と言いながらも保存してあるところを探してくれた。と言うことは、少なくとも15年くらいの年月が、私の中ですっぽり抜け落ちていたことになる。然しその時食べた「なると巻き」という稲の花をかたどった素朴な菓子は見つけて、娘と檜木内川堤で食べた。
番外・ガイド朋ちゃんの話し。
平成4年秋。台風が青森を直撃して、無情にも収穫直前のリンゴを襲った。その量は実に全生産高の7割りに達し、浅瀬石川は落ちリンゴで埋まり車はリンゴを潰しながら走行する始末で、町全体が重苦しい雰囲気に包まれたという。県知事だったか市長だかが、東京に出向いて落ちリンゴの購入を訴えて、その時一番沢山買ってくれたのが関東地方だったと彼女は又、深々と頭を下げた。
当時彼女は小学6年生。担任の大塚先生は子ども達に、リンゴの被害を受けて困っている町の様子を全国に知らせる為に、自分たちで何かできることを考えろと言ったがさて、どうして良いか見当も付かない。所が東京から転校してきたAちゃんが「テレビに出よう」と提案した。紆余曲折はあったがとにかく「欽ちゃんの仮装大賞」に参加して訴えた。お情けで合格したが、入賞はしなかった。テレビ局は特別の計らいで、子ども達にもう一泊分の宿泊費を持ってくれた。でも大塚先生は賞金百万円貰ったから、どこでも行きたいところへ連れて行ってやるし、何でも食べたいものを食べさせてやると胸を張ったとか。そのごろ青森にはゆうえんちつうーものがながったから・・と朋ちゃんは続けた。後楽園遊園地へ連れて行って貰って、思いっきり遊び(クレープちゅうものをたべでみだがっだ)原宿のクレープを食べ、行きと同じに又夜行で帰って来た。
同級生が二十歳になったとき、同窓会を開き勿論大塚先生を呼んだ。そこで先生があの時テレビ局から貰ったのは参加費の2万円だけで、後は自分のボーナスをはたいた事を聞いた。

角館のお菓子
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| 2006年5月6日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 297 |
5月6日(土) はれ・強風 7時気温?℃
連休中でもあり、今日のお絵かきの参加者はたった5人だった。だが、ふたり見学があって、熱心に先生の話を聞いていた。
お花見旅行B
「裁判所は2回火事にあったんだども、みんな裁判所なんか焼けたけりゃ焼けてまえって、桜の方を大事に守ったんだど・・」ガイドの朋ちゃんは、こう言って石割桜を説明した。満開の桜の周りは、テレビ中継があったりして人だかりがしている。ここは元家老の屋敷内で今は裁判所だから、石割桜はずっと権力機構の敷地内に生きている。樹齢三百余年の石割桜は今も少しずつ岩の裂け目を押し広げて成長していると言うが、その元気の元は代々の権力を笠に着ているのかはたまた権力に抵抗して頑張っているのだろうか。
1日目の泊まりは雫石高原のホテルだが、コースから離れていてどうしてここまで来なくてはいけないのかとぶつくさ言うと、営業上ねと娘に軽くいなされる。このホテルはバブル時期にスキー客を当て込んで建てたものらしいが、バブルははじけスキー人口も減った今、安売りで継続しているのだろうと言う推測は、朝晩のバイキング食事で感じた。この日ホテルは満室で、ガイドの朋ちゃんは仲間3人と民宿泊まりだったという。1号車は先輩、2号車はちゃん付けで呼ぶけど1年先輩だから、私が最後に電気を消すとかいろいろやらなくちゃいけないのに、夕べはなぁーんもやらねで真っ先にぐうぐう寝てしまいました。2日目の朝、ガイドの朋ちゃんは寝たりた顔でニコニコして言った。 |
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| 2006年5月5日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 296 |
5月5日(金) はれ 7時気温?℃
今日から出かける予定をキャンセルしたので、時間に余裕が出来た。で、マグノリアさんと映画に行った。
お花見旅行A
私たちバス3号車担当の添乗員は、例の耐震偽造疑惑の「姉歯」さんそっくりで、このツアーの間私と娘は、彼を密かに「姉歯」さんと呼んだ。所で北上駅に迎えに来ていたのは、弘前を地盤とする弘南観光バス。色白のぷくぷくしたガイドさんはそのまんま桜の蕾のような人で、その口からこぼれるやわらかな言葉は耳に心地良かった。自分は4月19日から10月までの契約社員だと自己紹介し、客の在所を聞いたが東京、千葉、神奈川、埼玉の関東地区で、後になって彼女が関東にこだわった訳がわかった。
はじめに訪れた花見場所は、北上川に沿った4キロの桜並木が桜の名所百選にも選ばれた北上展勝地。丁度満開で、食べ物や土産を売る屋台村も出来ていた。思わずそちらへ向く足を、耳が止めた。「歩けば2時間、船なら20分」と繰り返される拡声器の呼び声につられた。ここでの滞在は1時間だが、船を待つ列は長い。そのあたりの迷いを察して、チケット売りのおばさんが「間に合わなかったら、払い戻す」と言ってくれたので、決めた。川船から見る桜並木の土手は、高さが水面とほぼ同じで新緑も優しい。桜トンネルの中を行く観光馬車も見えた。ヒンヤリと顔を撫でる風も青い空も遠くの山も、「北国の春」を目の前に繰り広げて見せてくれた。深呼吸をひとつすると、目も耳も頭の中もそして心にまで、春の風が通り抜けていった。 |
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| 2006年5月4日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 295 |
5月4日(木) 晴れ 7時気温?℃
1日から3日まで、東北のお花見ツアーへ参加した。
娘が誕生日プレゼントに桜が見たいと言うので、それではと私の母の故郷、弘前へ出かけることにした。私にしてもウン十年ぶりの弘前公園のお花見である。数あるお花見ツアーの中で、弘前公園へ昼夜2回の見物がセットされたのを選んだ。
東京駅八重洲口の集合場所でツアーの添乗員を見かけて、私と娘は思わず顔を見合わせて(疲れている。)とつぶやいた。今回の参加者はバス3台とかで男性の添乗員が3人。1号車の添乗員は新人のようだが、未だ30代と思われる2,3号車のふたりは、既に不規則な生活を証明する肥満が始まっており、顔色はどす黒く目の下には隈が垂れ下がっている。肩を落とした立ち姿は、その上着と同じように疲れが見えた。
私たち3号車の参加者44名はざっと見たところ平均年齢70代で、杖を使っている人が数人いた。しかし2泊3日の行程で、唯の一度も集合時間に遅れた人はいなかったから、添乗員には優しい客だったと思う。
新幹線を北上で下車した私たちは、岩手県の北上展勝地・石割桜、秋田県角館の武家屋敷のしだれ桜・檜木内川の桜のトンネル更に青森県の弘前公園と東北3県をバスで巡る事となった。 |
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| 2006年4月30日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 294 |
4月30日(日) 晴れ 7時気温?℃
大型連休が始まって、世間はなんとなくのんびりモードである。一緒に行きたいと言うので、ベルを連れてポストまで行った帰り、下校中の中学生達と出会った。真新しい学ランの袖丈が長めの童顔が、3人でお喋りしている。そこへ行くと同じように新入生でも、女生徒は落ち着いている。ふーんこの違いはなんだろうかなどと考えながら眺めていて、今日は日曜日だったことに思い当たった。家近くでお向かいのA君と一緒になったので聞いてみたら、授業参観日だった。
夕方数日ぶりでベルを連れて公園に行った。5時過ぎて子ども達や散歩する人の数は少なくなっていたが、犬たちは芝生広場にいた。サムちゃんが言うには、いつもの場所−広場の端でトイレの蔭の斜面となっている−は、公園の管理事務所からよく見えて、犬を遊ばせていると拡声器で注意されるから、目の届かない広場中央で遊んでいるという。小型犬ばかりが集まって遊んでいるグループは今日、もう2回も注意されたという。いよいよ日本も犬猫は、公園へ入れなくなる時代がやってくるのだろうか。帰りがけにサムちゃんが知り合いに「あ、おめでとうございます。赤ちゃんが生まれたんだそうですね。」と挨拶した。娘さんの出産でもあったかとおもったらなんと、飼い犬のミニチュアダックスフンドが2匹子犬を生んだ話しだった。 |
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| 2006年4月29日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 293 |
4月29日(土) 晴れ 7時気温?℃
サムちゃんから電話が架かってきた。電話番号を変えたという。それで何番になったのか聞き返してメモを用意したが、えー、うーんと唸ってから、わかんないと言った。後は飲み会への誘いだったが、やっとめまいの症状がなくなったばかりなので、今度はこちらがえー、うーと悩んで、後で返事すると答えた。
夕べはラジオ深夜便を4時過ぎまで聞いていた。名古屋特集だった。10年以上前、名古屋に何回か通ったことがあったが、食べ物で「小倉トースト」と言うのは知らなかった。
何でもトーストの上に、あんこをパンと同じ厚さぐらい塗ると言うより乗せて食べるのだそうである。名古屋は「とにかく目立ってはダメ、出る杭は(打たれるではなくて)抜かれる土地柄だ」と地元の人は力説したが、それにしてはユニークな食べ物が多いと思うのは私だけか。又ある文人は名古屋を「偉大なる田舎者」と呼んだがその通りだとも、話していた。今では大手に合併されてしまったが、地元に東海銀行というのがあった。そこで賃金差別を闘った人達と交流があったのだが、彼らは自分たちの権利を主張して(抜かれる事なく)勝ち取った。おしゃれで情に厚くよく食べ、酔えば必ず「青い山脈」を合唱する素敵な青年達だった。 |
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| 2006年4月28日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 292 |
4月28日(金) 晴れ 7時気温15℃
久しぶりに朝から晴れたので、ベルを連れて図書館へ出かけた。気持ちの良い風が吹いて八重桜が花びらを散らしている。その下で清掃の人が、ササ箒で掃き寄せていたが、濡れている道路にくっ付いて思うように集まらない。サムのお母さんがいつも花時になると、イヤダなあと言っていたと思い出した。図書館前の公園では、吹雪のように散っていたがお年寄りが3人、ベンチに座って見上げているだけだった。すごいねぇ〜、きれいだね〜と話しかけてもベルは花より団子、草むらになにか美味しいものでも落ちていないかと探すのに懸命だ。話し甲斐のないヤツだ。団地の中はツツジも咲き出して一気に華やかになったが、連休間近の商店街は相変わらず閑散として、新緑の木陰で憩うのはお年寄りばかり。犬なんか連れてうろうろしているこちらも、その1人ではあるが。・・
午後から自転車で片道25分かけて治療に行く。先生と、見たところなんだか心身ともにスッキリとして小菅拘置所から出て来たホリエモンの噂をした。ダイエットに一番効果があるのは、ローヤだなんて、なにかこわーい話しだ。 |
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| 2006年4月27日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 291 |
4月27日(木) 雨 7時気温15℃
朝から雨が降って寒い1日だった。サムちゃんがドタドタとやってきて、泥付き筍を玄関先に転がしていった。大きいのが1本と小さなのが3本あった。せっかくなのですぐに茹でていると、お向かいのAさんが回覧板を持ってきた。Aさんに、一番大きいのを1本分あげたら(Aさん家は二世帯住宅で6人)、丁度あったからと言って宮城県志津川産のワカメをお返しに貰った。早速貰ったワカメと筍、ふきを煮た。器に盛って山椒の新芽を叩いて乗せると、うーん我ながら料亭の味になった。ついでに、筍ご飯を炊く。
私が筍ご飯を炊くときは、アサリを入れる。薄揚げも細く刻んで少し入れる。これはお袋の味で、母の作り方をなぞっている。子どもの頃海の近くに住んでいたので、肉のかわりに安い魚介類をよく食べた。今ではシーフードなんて呼んでいるが、わが家ではその頃からアサリカレーを食べていた。まあ、肉なんてめったに買えなかったからではあるが。
夕方、戸外から帰った家人が「また、あの怪しい店が開店した」と言って、沢山の人が並んでいたと付け加えた。1年ぐらい前、並んで整理券を貰い、店員の話しを聞くと、餅とか海苔、食パン、蜂蜜などが百円で買えるというあの店だ。今回家人は未だ、行く気配はないが、一体あれはなんだろうか? |
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| 2006年4月26日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 290 |
4月26日(水) 晴れ曇り 7時気温?℃
今朝もゴトンガサゴソと雨戸の鳴る音で目が覚めた。また、ムクドリのカップルが戸袋に新居を造ろうとしてるのだ。ほっておくと、少しの間に呆れるほどの枯れ草やゴミ類を運び込まれる。雨戸を開けて邪魔をしてやりたいが、あいにくこちらは未だめまいがしてすんなりと起きあがることは出来ない。やむなく横になったまま、彼らの働きぶりを耳で聞いていた。
3週間ほど前、この4月から介護保険の変更があって、義姉が利用していたレンタルベッドが使えなくなったとケアハウスから連絡があった。その後の利用方法にについて、業者から説明があるので来所されたいとの事で、出かけた。約束の時間より2時間近く早めに行って義姉といろんな話しをしたが、先日までの躁鬱気分はすっかりなくなり、落ち着いてしっかりと話しをしたので安心した。顔色も良い。今まで義姉は介護ベッドを、介護保険を利用して月額1,500円で利用していた。利用料金の値上げか買い取りのどちらかになるだろうが、その値段が問題だった。約束の時間の5分ほど遅れて業者と介護士の男性が義姉の部屋にやってきた。9月までは現行通りだがその後はやはり買い取りか、レンタルとなる。買い取りは中古で3,4万円だが処分するときはほぼ同額が必要となる。また、レンタルは(義姉の場合、介護ベッドでなく普通ベッドで良いので)月額2,500円位だという。義姉と相談してこれからの変化に対応しやすくするために、レンタルを頼んだ。 |
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| 2006年4月25日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 289 |
4月25日(火) 晴れ曇り雨 7時気温?℃
昨日の朝、寝床から起きあがろうと思ったら天井がぐるぐる回って起きられなかった。そのまま少しジッとしてそろそろと頭を上げてみたが、やっぱり目が回って吐き気もした。どうしたものかと考えて、取りあえず用事はキャンセルした。ごろごろ横になっているとなんだか治ったような気がして、寝ころんだまま新聞を見ていて目玉だけ動かした途端、また目が回った。今度は縦方向に天井が廻った。治療に行くと、風邪をひいて微熱があると言われた。今日は少し良くなったが、陸に上がったゴマちゃんのように横になって、テレビを眺めた。昨日は山手線の故障、今日は阪神鉄道事故追悼式その合間を縫って年少者の犯罪、耐震強度関連者の逮捕とまあ事故や犯罪ばかりだ。それを見ていて、ふと日本という国は一番肝心なところが、骨抜きになったのではないかという不安を感じた。小泉首相は民営化という名目で、姉歯設計士と同じ様に土台や屋台骨を少なくしたのではないだろうかと思った。
JR西日本事故の報道を見ていて、NHKが報道しない事を二つ民放で見た。@死亡した犠牲者数をJR西日本は106人とした。(つまり高見運転手は数に入れない)A今日、労組のひとつが安全対策を求めて、ストライキを打った。 |
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| 2006年4月23日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 288 |
4月23日(日) 晴れ曇り夕方小雨 7時気温?℃
今年は吉高桜見物の時、筍の初物を食べた。その帰りに小さな筍を買って食べ、その後JAでも買った。その残りが未だあるときサムちゃんから実家で掘ってきたという大きいのを頂いた。筍は茹でて置いてもそんなに長持ちはしないから、筍御飯・味噌汁・天ぷら・炒め物・煮物といろいろ工夫して食べたが、続いて食べたので鼻についてもうしばらくは沢山という気分だ。しかし、この季節あと1回ぐらい食べておこうかなと思う頃にはもう、筍の季節は終わっているのが毎年の常である。今では水煮とか真空パックとかいろいろな保存方法があって、一年中食べることが出来るが、それでも筍はトマトやキュウリなどと比べると旬のハッキリした野菜である。ま旬とか地産地消とか一応気にはするが、良く言えばおおらか、悪く言うと横着なのでそんなにこだわらない。でも食べ物は目で見て美味しそうなものがいい。美味しい香りがして、勿論味も歯ごたえもいろいろなものが良い。先日国会見学の帰りに立ち寄ったお台場の「宇宙科学館」で宇宙食というのを見て、宇宙は行かなくても良いと思った。
あれは食事ではなくて、ロボットの電池。せいぜい餌であって、人間の食べ物ではない。それにしても食べ物でも薬でもないサプリメントって何者か、よーく考えて見たいな。 |
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| 2006年4月22日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 287 |
4月22日(土) 晴れ 7時気温?℃
信号で車が止まったとき、右手の土手を見上げてAさんが「あれがイタドリよ」と言った。先日吉高桜を見に行ったとき、仲間ですかんぽとイタドリの違いが話題になったが、近くにイタドリが見つからず、話しの決着が着かなかった。Aさんの視線をたどると、親指と人差し指を丸めたぐらいの太さで、2,30p位に伸びたのがツンツンと並んでいた。どこを食べるのかと聞くと、茎だという。(茎の皮をむいてね、そのままで食べられるけど、油炒めにして突き出しにしている食べ物やもあった。)と教えてくれた。蔵王の麓で育ったというAさんは、実用植物学者だ。ちなみに(カブのタタキ)を教えてくれたのもAさんである。しかし我々の年代が集まれば直ぐにこうした話しが盛り上がる。千葉東北部出身のBさんも、(おじさんが狩猟をやっててね、時期になるとこじゅけいを獲ってきてくれるんだけど、あれは油があって出汁はでるし美味しかったわー)と言えば(スズメも食った)なんて誰かが続ける。BSEも鳥インフルエンザもなかった頃の話しである。この近くでもよもぎやのびるは沢山見かけるが、誰も見向きもしない。以前、散歩に付いてきた近所の女の子に(のびる)を教えたら、面白がって沢山摘んだ。家に持って帰ると、彼女の母親は(そんなものは食べられないから返してきなさい)と言ったとかで、しょんぼりして私の家へ持ってきた。 |
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| 2006年4月21日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 286 |
4月21日(金) 晴れ一時大雨 7時気温?℃
普段の暮らしに「運命」なんて言葉は先ず、出てこない。お目にかかるとすれば映画の題名か暮れに演奏されるベートーベンの第九交響曲ぐらいだ。それが上野さんが優しい笑顔で「運命です。ひと言では言えません。」と言ったとき、そうだろうねとその通りだろうねと心底納得していた。20才で徴兵されてから63年振りの帰国と聞いて、その事実の重さに声も出ない。でも生還されて本当に良かった。 |
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| 2006年4月20日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 285 |
4月20日(木) 晴れ一時大雨 7時気温?℃
ひと月振りに「うたう会」へ出席。今月から12時始まりというおかしな時間設定である。これも千葉市が経費節減のために、いきいきプラザの管理運営を外注したあおりだとみんなが噂している。所で会場に到着してから、テキスト一式を忘れたことに気がついた。昨夜の内にテキスト、楽譜、筆記用具など揃えてバックに入れて置いたのだが、出がけにそのバッグを忘れた。取りに帰る時間はない。さてどうしたものかと考えていると、会場内の受け付けにTさんご夫婦がいたので事情を話すと、快くテキストを見せてくれた。楽譜は余分があるからと、先生が貸してくれた。忘れ物をしても立たされる事がないから良い。さてお稽古の1曲目は「花」次ぎも滝廉太郎の「荒城の月」。どちらも聞くのは好きだが歌うのは苦手だ。特に「荒城の月」は(♪は〜るぅ〜こ〜お〜ろ〜お〜の〜は〜なぁ〜の〜え〜ん〜)とここまで歌うと、いつも口の中に唾液が溜まってしまう。次は、休んでいる内に練習が終わったと思っていた、森山直太郎の「さくら」。この曲も私たちの年代にはとても難しい。メロディがことごとくこちらの予想を裏切るし、おまけが付いているからだ。でも生伴奏が付いて2時間大声出して、あーすっきりサッパリした。 |
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| 2006年4月19日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 284 |
4月19日(水) 曇り・薄日 7時気温?℃
公園の緑は日ごとに濃くなって、夕方の風も心地よい。これで明日は雨が降るのかしら?とサムのお母さんと話しをしていると、りょうのお母さんがやって来て(今年最後のお芋だよ)と言って、大きな手提げから焼き芋を出してみんなに配った。未だ熱いのをさましながら食べ始めると、犬たちもご相伴にあずかろうとあっちこっちねだって歩いている。焼き芋の香りが良いのか、焼き芋はどの犬も大好きだ。好き嫌いの激しいコタまで食べてる。エマのお父さんに聞かれて、介護施設入居の説明をした。何でも今病院に入っているお母さんが、介護保険法が変わってどこかへ移らなくてはならなくなったと言う。(みんな小泉が悪いんだよ)とエマのお父さんが言うと、待ってましたとばかりりょうのお母さんは、(そうなのよ。なんだかあの偽メールのごたごたにまぎれて、法人税からなんからみんな通っちゃったんだって。今日、税理士に聞いたのよ。)と、口を尖らせた。(あんなちゃちな情報に惑わされる、若造がいけない。幾ら偏差値が高くっても)と小泉ファンのサムのお母さんは力説し、小泉をかばった。 |
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| 2006年4月18日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 283 |
4月18日(火) 晴れ 7時気温?℃
日付を見て、今日はまだ18日かぁと思った。なんだか今月は長い気がする。今年は、あっちこっちと随分浮かれてお花見をして歩いたと思ったが、今度は団地の中で八重桜が咲き出した。ツツジも咲いている。黄緑色の若草の中に、黄色いボタンをばらまいたようにタンポポがまぶしい。その上をベルは寝転がる。団地の中の図書館は、2階の閲覧室から満開の八重桜が一望できる。今朝、サムのお母さんも言ってた様に緑色の桜(鬱金)もある。図書館の入り口にベルを待たせて置いて帰って来たら、3年生ぐらいの女の子がふたり、ベルを見ていた。大人しく待っていたベルの頭を撫でてエライと誉め、おやつを一口あげた。1人の女の子が(おやつをあげたい)と言うので渡し、あげ方を教えた。彼女は(ひゃっ、舐められちゃった。アンタもやってみる?)ともう1人の女の子に言った。その子はしゃがみながら近寄ってきて、手を出したり引っ込めたりしていたが(やっぱり恐い)と言って、一歩さがった。(大丈夫だよ)と友達が声援しているので、私はベルの首輪を掴み彼女にもう一度餌のやり方を教えた。一瞬の間を置いて彼女が手のひらを、ベルの顔の前、下の方に差し出すと、ベルは瞬時に舐め取った。彼女はあっけにとられた顔をしているので、(握手してご覧)とベルの左前足を差し出すと、恐々右手の人差し指でそっと触った。それから急に大きな声で(わあー、手がべたべた。洗ってこようっと)叫んで、ふたりでかけだして行った。 |
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| 2006年4月17日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 282 |
4月17日(月) 晴れ 7時気温?℃
清水哲男さんの控えめな暖かい文章が好きで「 清水哲男『増殖する俳句歳時記』」は、毎日読んでいる。読者のおしゃべり欄も楽しい。所が今日は、むかついた。今日の俳句は「大串 章作 幼子と風船売りと話しゐる」であった。解説者も読者も、幼子の愛らしさ・健気・元気・無邪気・のどか・ほのぼのを連想していた。その通りなのだが今日の私は腹の虫の居所が悪くてそれが気に入らない。「どうしてそういう決まり切った連想しかできないのか!」と、手当たり次第八つ当たりした。
原因はわかっている。それを読む前に、朝刊でチェルノブイリ原発事故から20年経った今、事故で大量の「死の灰」を浴びたベラルーシ南部の病院で、4才の女の子ダーちゃんが(病院はイヤ)とお母さんに拗ねている写真を見たからだ。赤いほっぺに赤いセーター、赤いリボンを付けたダーちゃんは、やんちゃな可愛い女の子に見える。彼女は1才8ヶ月の時から入退院を繰り返している。免疫機能異常に心臓の先天的奇形そして視力も失ったという。こういう幼子もいるのだ。だからといって幼子の可愛らしさをうたうなというのが理屈に合わないのはわかる。わかるが納得できない。のんきにほのぼのなんて言って貰いたくない。 |
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| 2006年4月16日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 281 |
4月16日(日) 曇りのち雨 7時気温?℃
国会議事堂見学の時、バスの中では行き帰りともムベさんと並んだ。ムベさんは髪を後ろでお団子に纏めた、品の良いご婦人である。その落ち着いた雰囲気に、私よりも年上だろうなと推測する。4日の句会の時、数人の仲間とのミニお花見がとても楽しかったと言った。お弁当を食べたとき向かい側に女の人がいたでしょ?と、ムベさんが話しかけて来た。ほら、選挙の時お酒を配って歩いたけど掴まらなかったって話しをしていた人と説明されて、ふくよかな姿をした人を思い出した。あの人、何でも川柳を始めて2ヶ月で、大きな賞を頂いたんですって。それからもう川柳が面白くって、どっぷり川柳に浸かっているとか。でもね、それまではずーっと短歌をやっていたんですって。短歌の下に俳句、その下に川柳があって、そこまではまあまあ。更にその下に狂歌というのがあるんだけどそれは問題外なんですってといって、目をくるりと回した。ヘェー、言葉遊びにそんな上下関係があったなんて知らなかった。私も目を回したい。いろいろなものを読んで、自分が気に入った言葉は、控えておくんですって。でもね、78才で夢中になれるものがあるって幸せよねえーと纏めたが、全く同感。あやかりたい。 |
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| 2006年4月15日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 280 |
4月15日(土) 晴れ 7時気温?℃
終日冷たい風が吹き荒れた。床屋に入ると、メガネが曇った。暖房しているという。今時の床屋は中高年女性の御用達である。ちなみに私の前後の客も女性だった。
前の客が手間取って、予約時間がおされ気味だ。それがね、おばあちゃん(私の前の客)に早く来てって頼んどいたら早めに出て来たのが見えたのよと床屋の女性オーナーは言った。それなのに道路の向こう側で、顔見知りと会って30分も喋ってたのよ。だから遅くなったのと、言い訳した。それにしても客が切れ目なしにやってくるなんて、結構なことではと水を向けると、でも昨日はたった3人だったとこぼした。
それにいつもご夫婦で来てくれてた客がこの頃、やってこなくなった。先日奥さんの方がやってきたので、ご主人はお元気ですかと聞いたらね、年金生活になって65才にならないと満額貰えないので今は耐乏生活で、床屋も安い所に行っているんですって。でもそのご主人は結構おしゃれでね、エステをやってくれって言ってた人だという。フーンとこちらは黙って聞いていたが、年金生活になっても奥さんの方は今まで通りの床屋へ来られる、と言うことはやはり女性の地位が向上したのかなと考えた。 |
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| 2006年4月14日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 279 |
4月14日(金) 晴れ 7時気温?℃
えー先日「カブのたたき」について書いたところ、それをご覧になったAさんから連絡を頂いた。訂正@カブはごく薄く切る。ここが肝心A叩くのはすり鉢の中に入れてスリコギで叩く。そう言えばそんなこと聞いたかも知れないが、私の中ではすっかり抜けていたのだ。味噌で味付けをするというのは、春の味「ふきみそ」と共通する。とここまで書いて、あの木切れをなんで「スリコギ」と呼ぶのか疑問に思った。
或いはどこかで「プルコギ」(ご存じ韓国焼き肉)と繋がっているのかも知れないという、妄想が働いたのだ。取りあえず辞書を見たら「スリコギ=擂り粉木」だった。
先人達はすり鉢で小米や麦を摺って粉にするのに使った「木切れ」であった。スリコギが文字通り擂り粉木として使われていたのはいつ頃の話しだろうか。一時期流行った「大草原の小さな家」は、アメリカ開拓時代の生活を記録したテレビドラマだが、あの本の中に冬、食料が底をついたとき、お父さんがどこかで手に入れてきた小麦を、家族が代わり番こでコーヒーミルを使って粉にするシーンがあった。勿論、暖房もない部屋のなかでの作業である。その苛酷さをちらりと想像したが、日本ではどうだったのだろうか? |
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| 2006年4月12日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 278 |
4月12日(水) 大雨 7時気温?℃
大雨洪水注意報が出る中、川柳会合同主催の国会議事堂見学に出かけた。ま、実質地元自民党議員後援会主催の催しだが、国会議事堂を一度ぐらい見ておきたかった。
月に一度だけ会う仲間と、ゆっくり話しもしたかった。バスの中で議事堂について受けた事前説明は、皇室関係者用室の豪華さについてだけだった。見学者コースを一回りしてから紹介議員の事務室を訪ねると、隣が鈴木宗男議員の部屋だというので覗きに行った。ちょっとおっかない感じの若い男性ばかり4人が、忙しそうにパソコンを操作していた。こちらが部屋を覗いても、チラリと一瞥しただけで何か用かともお入り下さいとも言わないで又パソコンに目を落とした。勇気を出してこんにちはと言ってみたが、無視された。奥の部屋にもご本人は不在らしいので、残念だが引き取った。この建物の中は、とにかく「先生、先生」という言葉が飛び交っていた。入り口でも廊下でもエレベータの中でも食堂でさえ、「先生、先生」の氾濫で、先生という言葉さえ知っていたら取りあえずここでは生きて行けそうだ。「主権在民」を実現するこの場所は、見学者(国民)の為の設備を見ることはなかった。議員食堂の1050円の幕の内弁当は、冷たい御飯に、ぬるい味噌汁で、コンビニ弁当の方がもっと安く美味しい。ここの権利も競争入札して、もっと企業努力をするべきである。更に国会議事堂の運営費の一部を使って、国会に来た人は安くて美味しい昼食が食べられるようにして欲しい。そんなこんなで国会議事堂に来る人がどんどん増えれば、政治し関心を持つ人がもっと増えるかも知れないと、隣のAさんに言ってみたら(来て貰いたくないのよ)と一蹴された。 |
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| 2006年4月11日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 277 |
4月11日(火) 曇り後雨 7時気温?℃
「フランス政府が新雇用策」を撤回した。その解説で(日本では仕事があるだけまし。無いよりはいいという言い方をマスコミが盛んに流しているが、仕事をしながら生活保護を受ける人が増えている現状をどう見るのか。仕事に尊厳を取り戻すべきである。)と、評論家の内橋克人氏が話しているのを聞いて目が覚めた。なんとも格調高い1日の始まりであった。ところで昨日、吉高の桜を見に行った時、畑から抜いたばかりの株を買った。それを見て同行のAさんがぜひ「カブのたたき」を作れと言う。「鰺のたたき」なら良く作るが、野菜のカブのたたきとはどんなものか見当がつかないが、面白そうだ。作り方を聞いた。@カブは(このかぶなら皮をむかない)洗って薄く切る。葉も葉っぱの先は残して刻む。A@に薄く塩をふる。B軽く絞るか洗って塩加減をする。Cまな板に載せ生味噌を適量混ぜて、カブと混ぜて叩く。以上である。実行してみると、包丁の刃の方で叩くとカブのみじん切りとなってしまう。
また峯で叩くと・・叩きにくい。そんなこんなで「カブの細切り味噌和え」みたいなのが出来た。少し置いてから食べてみると、味が馴染んで味噌がカブの甘味を引き立て、美味しかった。でも「元祖・カブのたたき」を食べてみたいなあ。 |
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| 2006年4月10日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 276 |
4月10日(月) 曇り 7時気温?℃
朝、仕事を始めたらAさんから電話が架かってきた。観光協会に問い合わせたら、吉高の桜は今日が満開だと言うが、どうすると言う。それなら行くしかない。手分けして2,3人に連絡し、都合のついた3人で出かけた。
去年は青空の下で、ハラハラと花びらを散らす吉高の桜見たが、華麗で淋しかった。今年は灰色の空にうすももいろの花びらが優しく映えて、力強く立っていた。むせるような菜の花の香りを、胸深く吸い込んだ。
さて花の次はだんご。Bさんが言うところの多分部落の人達で経営している茶屋で、筍御飯、たけのこ汁、味噌おでん、お汁粉を今風に言えばアウトドア、木立の中に設えたテーブルで食べた。発泡スチロールの椀だが、御飯はてんこ盛り、汁は筍が沢山入っていたし、蒟蒻の味噌は甘辛さが丁度良い、お汁粉はあんこたっぷりに草餅が2切れも入っていた。この草餅はヨモギの良い香りがした。お腹がいっぱいになったら、次ぎにおばさんのやることは決まっている。買い物だ。畑から抜いたばかりの(間に合わなくて、自分で抜いている客もいた)ほうれん草や、小松菜、からし菜、大根、筍、米、味噌、漬け物類、梅酢、小豆、黒豆、筍御飯、草餅、など品物と値段を見比べ、日頃培った眼力であれこれ買う。行き帰りの車の中から、未だ桜に彩られた里山の風景もたっぷりと味わった。

吉高の桜 |
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| 2006年4月8日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 275 |
4月8日(土) 晴れ・曇り・雨・晴れ 7時気温10℃
にわかにあたりが暗くなって空を見上げると、北西から黒い雲が一気に広がってきた。満開の桜の下に陣取った私たちは、さかづきの中に花びらが舞い込んだとかいやちっとも入らないとか言い合って、花見の宴が盛り上がったところだった。昨日からの天気予報で、今日は昼頃にお天気が急変して、突風・雷・にわか雨・雹が降るというのは知っていたが、東南の空は未だ晴れているので、店じまいのころ合いを伺っていた。そうしている間にもどんどん黒い雲が押し寄せていたが、その雲の一部分は光が当たって輝いているし、灰色の空をバックにした満開の花もまた妖しく美しく、一時見とれた。誰かの(さあ)と言うかけ声で私たちは一斉に立ちあがり、一気に宴会を畳んで屋根付きの休憩所へ駆け込んだ。
テーブルと椅子を並び替えて、再度宴会を再開。Aさんは手作りの五目稲荷を5、60個も、それに筑前煮、杏仁豆腐を差し入れてくれて、みんな満腹になった頃には、ウソのように青空が戻っていた。私たちは揃って雨上がりの美味しい空気を感じながら佐倉城趾公園内をぐるりと満開の桜を見て回った。みんなしあわせだった。 |
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| 2006年4月7日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 274 |
4月7日(金) 曇り 7時気温10℃
昨日コーギーのサクラのお母さんが(体育館が寒くってね、震えちゃった)と言っていたので、このあたりの中学の入学式だったとわかった。今日は車の中から可愛い親子連れを見て、小学校の入学式だったと直ぐにわかった。寒い日が続いているせいか未だ桜が残っているから、文字通り桜の咲く頃1年生となったわけだ。
ベルに就学義務はないので、今日ものんびりと公園へ散歩に出かけると、珍しく柴犬のゴンに出会った。久しぶりにあったゴンのお母さんは、ベルを一目見て「あら、随分と落ち着いちゃったじゃないの」と言った。幾つになったかと聞かれたので5才と答えたが、ゴンとは同い年の筈である。「やっぱりねー。年なんだねー」と言って向こうへ行った。一方的にそんなことを言われても、何となく気持ちの落ち所がない。ベルはなんと言われようと一向に気にしない。芝生広場でエマを追い回し、いつものようにハナコと一緒になってサムとじゃれ合い、ジッと座っている海を小馬鹿にして体当たりをして遊んだ。まあ、以前のように興味の赴くまま行きっぱなしと言うことは無くなったが未だ、元気に遊ぶ。
でも何年か後には、ベルと並んで背中を丸めて日向ぼっこをするのだろうね。 |
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| 2006年4月6日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 273 |
4月6日(木) 晴れ 7時気温10℃
ぶり大根を煮たので、お裾分けしようと思ってサムちゃんに電話した。ベルとサムちゃん家へ行くとサムのお母さんは開口一番「いやぁー、さっきは電話を貰って助かった」と言った。訳を聞くと、ハナちゃんのお母さんがパソコン教室で勉強していて、仲間同士でメールの交換をすることになったがさて、家でやってみるとアドレス入力が出来ない。そこでサムのお母さんが呼ばれたという。サムのお母さんが自分のやり方で教えると(それはまだ習っていないとかそこはさわっちゃいけないと言われている)と言って、なかなか進まない。ハナちゃんのお父さんも見ていてヨコから口を出す。もううんざりしていた所だが、帰るきっかけがなくて帰れなかったのだと言った。それにハナちゃん家のパソコンは開通以来届いたメールは6通で、その中には私が去年送った「犬連れ筍掘り遠足」の写真もあったという。でも写真の保存方法を説明すると又、1,2時間直ぐに経つので黙っていたとか。今日は池の周りの桜を見ようと降りて行くと、向こうからおかしな恰好をした人が数人の人達と、連れだってやって来た。私たちは(今頃仮装行列かしらね)(いやあれは体育館でなんかあったのでしょう)なんて話し合ったが、あとからあれはモデルが桜の下で写真撮影をしたのだとわかった。 |
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| 2006年4月5日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 272 |
4月5日(水) 雨 7時気温13℃
ヒィヤー寒い。今朝、マグノリアさんから映画のお誘いがあったが、3日連続のお花見で疲れたので、残念ながらお断りした。のんびりしようと思ったが、昨日の句会の句誌を作る仕事がぶら下がっていて、気になって、熱心にやってしまった。と言うのも、先生の酸吸さんも記代子さんもなんか「命をかけてるぞぉー」という迫力があって、なるべく避けているのだが、そのオーラが追いかけてくるのだ。ガタガタファックスがなって、かず子さんからエールが届いた。「前略アンド前略・・。頑張っていますか?大変だねぇー」だって。オイオイ、けしかけているんじゃないの?昨日一緒にお花見をした春菜さんは、どういう訳か私を「トッポさん」と呼ぶのだ。(しっぽ)と直してもニコニコと「あらそうだったわね。ごめんね」と謝るが直ぐに又「とっぽさん」と言う。んもお、いっそトッポに代えようかと思っている。きのう教室の机を並び替えていたら、歯なしの元歯医者Aさんが、よろよろと近づいてきて「あ、このふぁいだは鉛筆をふぁりがとう」と言った。句会で、句箋には柔らかい鉛筆で書く事と言われているのに、Aさんはボールペンで書いて叱られたのだ。お節介な私は、帰りに6Bの鉛筆を1本あげた。(今度歯を治して下さい)と答えたが、全くの社交辞令だよ。 |
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| 2006年4月4日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 271 |
4月4日(火) 晴れのち曇り 7時気温13℃
今日の花見は村上団地の中央公園。風もなく柔らかな春の日射しを満開の桜の花を透かしてあびながら、芝生の上にお弁当を広げてムベさん、かず子さん、春菜さんの川柳仲間とお喋りして笑った。何か様子が違うと思ったら、春菜さんは髪を短くしたのだ。若くなったと声をかけた。春菜さんは右手で髪を撫でながら、「それがね」と首をすくめた。春菜さんのご亭主はこの春めでたく定年となった。でご亭主が、これからは年金だけで(家計を)やってくれと言うので、はい、貴方のお小遣いが3万でよければやれますって答えたらね、黙っちゃったのと可愛い声で言った。それでね、美容院へ行った時にこれからは年金暮らしだから、美容院へも度々来られないって話しをしたら、出来上がって見たらこんなに髪を短くされていたの。今までだったら、気に入らないときは違う美容院へ行って、直して貰うんだけどもうそれも出来ないしこんななのよと嘆いた。それを聞いて私が(フーン、ではその髪型は年金カットだね)と思わず言ってしまった。みんな大笑いしたが、かず子さんにそれはひどすぎると叱られた。
午後からは川柳定例会で、総会も兼ねた。かねてより投句の500円は年金生活者にはチトきついと言う意見が出されていたので、(誰も言わないので)実費を元に200円にしてはという提案をした。そうしたら言い出した人や根回ししてあった人まで、寝返って私は浮いてしまった。そんなこと言うのは、ケチでみみっちいというムードに押されたのだ。 |
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| 2006年4月3日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 270 |
4月3日(月) 晴れ・強風 7時気温14℃
墨提の桜が咲いたと10年来の友達に呼ばれて、花見に出かけた。地下鉄吾妻橋で下車し、隅田公園を周り墨提の桜並木を見物しながら桜橋目指してぶらぶら歩いて行った。月曜日の午前中とは言え、見物人は殆どいなし屋台も少ない。友人に、どうしてこんなに人出が少ないのかと訪ねてみたら、(そうなのよ。土曜日は凄かったけどね。この4,5年前からだんだん減ってきているの。上野なんかは今でも凄いじゃない?どうしてなのか、地元のアタシ達にも分からない)という返事だった。桜橋近くの橋の下で、20人ぐらいの人が集まって、話しをしていた。話の内容は聞こえなかったが、「青テントは我々の命綱」と書かれたプラカードが見えた。ホームレスもね、花見の時期だけおっぱらわれて、またどこからか戻ってくると友人は言った。タバコと駄菓子それに一寸した雑貨などを商っていた彼女の店は、去年の夏夫が亡くなってからタバコの自販機だけにした。こんな時代だから、女1人の店に何が起こるかわからないからねと言った。息子がね、家に戻ろうかと言ってくれたんだけど、独身生活を楽しみたいからと断ったが、どう思うかと聞かれた。すがすがしくてとっても良いと思うと返事をすると、ニッコリとした。
ふたりとも2年振りだからとなかなか帰してくれず、千鳥足で地下鉄の乗車口まで送ってくれた。なんだかもう会えないような気がして、胸が詰まった。
家の玄関を入ると電話が架かっていて、明日午前・お花見の誘いだった。

(写真は。今日午前の墨提・隅田区側です。) |
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| 2006年4月2日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 269 |
4月2日(日) 曇りのち雨 7時気温?℃
昨日の天気予報では、今日は「曇りのち雨」だった。その雨も風や雷を伴うと言う。やむなく今日の花見の場所を、東京から県内に変更した。降られても車で出かけられる県内なら、なんとかなるだろうと思ったから。
市町村合併で生まれたばかりの山武市で、しだれ桜を訪ねてお寺のはしごをした。
はじめに訪ねたお寺も境内に5,6本のしだれ桜が満開で美しかったが、次ぎに訪ねたお寺は、皮肉屋のAさんさえ「うーん、ここは古刹と呼ばれるんだろうな」と唸ったほど、素敵だった。山門をくぐり、見事な山武杉林の中を進むと急に明るく開けて、本堂の前にふんわりと天女が舞い降りたのような樹齢300年というしだれ桜がたたずんでいた。
お花見が済んで、みんなで山門近くから日本の春の山野を眺めていると、いまでは見かけることが珍しくなった腰の曲がったおばあさんが二人、急な坂をシルバーカーと自転車を押して登って来ると、そのまま座り込んで一休みした。私たちは未だ地面にへばりついているヨモギを摘んでいると、「摘むときには綺麗にして摘んで、重曹を煎れた熱湯で湯がき、さっと水にさらす・・」などと草餅の作り方、ヨモギの扱い方を丁寧に教えてくれて「それじゃあ」と言って、また自転車を押しながら歩いていった。(これがほら、すかんぽ。すいばともいうけどね。このアサツキも美味しいのよ。)野草に詳しいBさんに教えられながら、4人が子どもに返って摘み草を楽しんだ。一度行ったことのある松尾駅近くの美味しい食堂でたらふく食べて、1人1500円。Bさんに、今日はよく食べたねえと言われた。食堂の主人に教えられてそこの周りで、更にせり摘みをしてから今度は苺狩りに行った。入場料は800円で制限時間は30分だといわれたが、私は、72個を詰め込んで、夕飯は抜きにした。やはり足りないくらいが美味しい−と言うことを、実感した。 |
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| 2006年4月1日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 268 |
4月1日(土)エープリルフール 晴れ 7時気温?℃
家の中のカレンダーを手当たり次第(6つ)あたってみたが、今日4月1日の所に(エ−プリルフール)と表示されたのはひとつもなかった。子どもの頃、4月バカのこの日だけは(軽い)ウソをついても良いと言うわけで、前日からどうやって友達を担いでやろうかと思案したが、私は担がれる方が多かった。一番最後に引っかかったのは3年前、お絵かき仲間のAさんが寄こしたローマ字のメールだった。宛先は確か、10人ぐらいの名前が並んでいた。その前年頃からAさんはハンニバルの足跡をたどる旅と称して、毎年1ヶ月位休暇を取って、スペインを出発点に地中海沿岸の旅をしていた。メールの内容はその旅の様子を知らせたもので、ついでに回線の都合でローマ字しか使えないとあった。私はそれを信じて、苦労してローマ字で返事を書いたが後日、Aさんから数人が引っかかったと知らされた。今日第1土曜はお絵かきの日だったが、突然Aさんご夫婦が教室に姿を見せてくれた。Aさんは1年半ほど前難病に罹り、今では全く両手が使えなくなり当然好きな絵を描くことも出来なくなってしまった。陽に焼けお元気そうに見えてみんな喜んだが、24時間介護の奥さんは疲労の色が隠せなかった。ハンニバルと同じようにAさんもまた、ローマまでたどり着けなかったらしい。 |
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| 2006年3月31日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 267 |
3月31日(木) 晴れ 7時気温?℃
昨日摘んできたセリを仲間のAさんにお裾分けしたら、こんな話しを聞かせてくれた。Aさんが夫の転勤で宇都宮に住んでいた頃、春になると白い根を付けたままの小さなせりが八百屋(地元農協系)の店先に並んだという。見慣れないので地元の人に調理の仕方を聞いてみると、根を付けたまま天ぷらにして食べるのだと教えてくれたという。それを聞いて、小さな葉を出したばかりのセリが、一面の緑色に染めていた昨日の田圃を思い出した。きっと昔、長い冬を耐えた人達は、セリの葉や茎が伸びるのを待ちきれずに、小さな緑の葉と白い根を一緒に食べ、春の到来を実感したのだ。
そう思ったら、急にセリの天ぷらが食べたくなった。私は成長したセリを選んで摘んできたのだが、ごま和えの予定を天ぷらに変更して、揚げたてを食べた。せりの香りにつられて食べ過ぎ、胸焼けがしている。
あと少し残った分は、治療院の先生へ「初物です」とか恩着せがましく言って差し上げると、「貰いもの」と断って、白、ピンク、紫のフリージアの花束を半分、お返しに頂いた。セリとかけてフリージアと解く。その心はどちらも香りが良い・・。なーんて。 |
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| 2006年3月30日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 266 |
3月30日(水) 晴れのち曇り 7時気温?℃
いつもの休耕田へ、犬遠足に行った。ここは、殆どがバブルの時期に大手不動産屋に売り渡したが、名義変更前に不動産屋が倒産してしまい、宙ぶらりんとなっているのだそうである。勿論貰った手付けなんかは、とっくになくなっているしねとサムちゃんは笑った。元の持ち主が、今年から又耕すようになったと聞いていたが、本当に去年来たときは原っぱだった所が畑になり、休耕田には鍬が入っていた。今回はサムちゃんの車にワン太とお母さんが一緒だ。ワン太のお母さんの仕事は苦情係だそうで、「もう、ストレスが溜まってたまって」とこぼした。「家にいるよりも、気分転換で戸外に出た方が良いかと思って」とひたいに縦皺を作った。
残った休耕田のセリはまだ芽生えたばかり、枯れた葦が風を遮っている場所でもやっと4,5pに伸びたばかりだった。サムとベル、それに初参加のワン太は休耕田の中を走り回り、転げ回り、暑くなったのかベルは水溜まりに座り込んで、泥だらけになった。
冷たい風が強くなってきて引き上げたが、私たちの隣りに小さな車が止まっていた。
ここも、だんだんとみんなに知られるようになってきたのだ。
帰り道、佐倉城趾公園へ立ち寄った。桜がもう7,8分咲きで、花見の人達を相手に露天商も出ていた。

白花タンポポ かたくりの群生
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| 2006年3月29日(水) |
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3月29日(水) 晴れ 7時気温?℃
いやあ、八重山商工は惜しかった。強豪横浜を相手に9回裏一打逆転の時はカーラジオを聞いていたのだが、気持ちはバッターボックスに立った仲里になって、緊張で足が震えた。それを言うと車を運転していたマグノリアさんに笑われた。
朝から元喫茶店だった川柳会・会長の家で、5ヶ月分をまとめた句誌作りを手伝った。
会長は体調が思わしくなく、3月限りで会長をおろして貰うように根回ししている。話しには聞いていたがやはり、70代になってみると体力の落ち方が激しいなどと話してくれた。仕事が終わると会長が美味しい珈琲を煎れてくれ、仲間のAさんが駅まで車で送ってくれると言う。Aさんは少し遠回りだけれど丁度見頃だからと、桜並木を通ってくれた。あと1日2日で満開になる桜は、寒気のせいか澄んだ青空を背景に鮮明に見えた。昨日の地元公園に続いて、今春2ヶ所目のお花見だ。午後からはマグノリアさんの自宅送迎付きで、映画を見に行った。これが又、楽しくてしみじみと心に残る佳作だった。良い1日だった。 |
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| 2006年3月28日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 264 |
3月28日(火) 曇り 7時気温?℃
昨日お昼御飯を食べにマーブルへ行って、鵜の目さんと会った。鵜の目さんに公園の桜はどうかと聞かれて未だですなんて答えたが、今日行ってみて驚いた。団地の桜も公園ももう、7,8分咲きと言うか満開寸前だった。花見川沿いの公園はしっかりとロープも張られて、お花見の準備が整っている。サムのお母さんに聞いてみると、花が咲いたのはこの1日2日のことだと言った。それに公園のトイレに新しいホームレスが住み着いたと教えてくれた。(何でも会社をリストラされて、刃物研ぎをやっているんだけど住む所がないんだって。)ホームレスが増えるようでは、景気が回復しているなんて思えないと続けるとサムちゃんは(私だって動けなくなったら子どもの重荷になりたくないから、どうなるか分かんない)などど言う。ほら今は、私の義姉のように探せば安いホームもあるから大丈夫よと慰めたが(私はサムと一緒じゃないとダメだから。サムと心中でもするしかない)と気弱に言った。どうも木の芽時はみんな、鬱になるらしい。
新聞の契約を更新に来たオヤジさんが「あの、今度赤ん坊が生まれるでしょう」とこちらを下からすくい上げるように、にやついて見た。いきなりそんなこと切り出されても、私に出産の予定はないしあれこれ考えた。そうしたらナンダ、皇太子の義妹の事だった。「男の子だったらね、恩赦が出るそうですよ」と言うから、なに女では恩赦は出ないのと聞き返すと「だって、将来天皇になるかも知れないからね」だって。21世紀だというのに、私たち国民はよくよく甘く見られているんだ。特に女は。 |
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| 2006年3月27日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 263 |
3月27日(月) 晴 7時気温?℃
せっかくアイロンをかけたのに、着てみるときつい。スカートのホックは外しても、上着の前ボタンは無理にかけるとはち切れそうだ。たまにしか着ない喪服は、着るたびにサイズが小さくなっている。なんとかごまかす方法はないものかと、滅多に開けない洋服箪笥をかき回すとあった。一回り大きいサイズを買ったのを忘れていたのだ。とかなんとかぐずぐずしているのは、今日の通夜に行きたくないからだ。
氷の女王に魅せられた年若い友人が25日、山で遭難した。驚き慌てた私たちは夕べ、家族が迎えに行って自宅に連れ帰った彼女に会いに行った。行く前、私は花屋へ行ってカサブランカを注文したが2本しかないと言うので、テッポウユリを5本加えて貰った。ボリュームはあるが、真っ白なのが淋しくて気に入らない。未だ若くて賑やかな人だったから赤いバラを加えてともう涙声になって注文すると、花屋さんはためらいながら「気にする人もいますけどね」と小声で言ったが、ベビーピンクのバラを5本入れてくれた。
私は、あんなに陽気で元気だった彼女を何度もしっかりと見た。身につけていた赤いキャップや重い登山靴も撫でてみた。つくづく人間のあっけなさが、身にしみた。
そしてなんと、私はしぶとく生きよう、生きたいと思ったのだ。 |
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| 2006年3月21日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 262 |
3月21日(火) 晴 7時気温?℃
夕方の公園に、久しぶりにピースがやって来た。さむのお母さんは「野球どうなりましたか?」と聞いた。「えー10対幾つかで日本が勝ちましたよ。」と言って、でもキューバってやっぱり凄いですよと付け加えた。野球の話しはそれで終わったが、今度の大会は万事アメリカに有利になるように仕組まれていた事位は、私でも知っている。でもアメリカは勝てなかった。今回の世界野球大会というのは、あっけらかんとアメリカってどんな国なのか教えてくれた。難しい本を読まなくても、子どもからばあさんまで、アメリカは自分の利益のためならズルイ、汚い事を平気でやる国だと言うことを目の前で見せてくれた。来年はどんな風にバージョンアップするか、楽しみだーい。
ひと月ほど前に、ベルはさむ・ハナコと遊んでいて右目の下と鼻の上を、噛まれた。医者に診せたら、飲み薬も付け薬もいらないがまた毛が生えるまでは時間がかかるだろうと言ったがその通りで、表面がかさぶたになってみると傷痕がずっと大きくなった。切られ与三郎みたいで、男前が下がった。仲間の犬たちは、ベルの顔の傷を見ても一目置かないから、箔が付いたとは言えない。最近サムが前右足を噛まれた。
ハナコだ。サムはせっせと舐めているが、なかなか治りそうにない。 |
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| 2006年3月20日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 261 |
3月20日(月) 晴 強風 7時気温?℃
連日の強風は、花粉症患者にとってはやりきれない。目や耳がかゆい、くしゃみ鼻水が出ると言うだけでなく、全身がだるい。今朝はゆっくり起きて「今日は、なにもやらない」と、声を出して宣言した。自分だけでなく、家人にも聞かせるためである。ベルにも言ったが、無視された。
フランスでは連日、学生の大規模なデモが起きている。26才以下の初採用雇用者を2年以内なら理由がなくても解雇できると言う、政府の新雇用政策「初採用契約」に反対している。これは、若い労働力を幾らでも使い捨てにできると言うことで、企業側に一方的に有利である。学生・若者の闘いは、労働組合も支援しているという。
ECの他の国でも若者が、立ち上がったというニュースを待っている。勿論日本でも動きがあればなおいい。この法律を推進しているドビルバン首相を恰好いいナァーと思っていたが、見かけ倒しだったかな。 |
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| 2006年3月19日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 260 |
3月19日(日) 雨のち晴・曇 強風 7時気温?℃
おかしいとは思っていた。義姉を訪ねた直ぐ後に「具合が悪くて、旅行に行けない」と言って来たのは先週初め。電話での話し声も元気がない。ホームの職員さんに電話で様子を聴いたら(食事は食堂に来られるし、部屋のゴミ出しも出来ている。熱があるというので受診を勧めた。直ぐにはどうこうする状態ではない)という説明だった。その後義姉からは「良くなった」と連絡があり、お彼岸のお墓参りには行くと言ったがしかし、それ以降毎日電話があって、お花は自分が用意すると言った翌日は、出来ないと言う事を繰り返していた。今朝は雨が降っていたので、義姉にお墓参りはどうするか聞くと、どうして良いかわからないという。雨に濡れて風邪が悪くなると困るので墓参りは止めて貰って、義姉の大好きな穴子を沢山入れたお鮨を作って貰って、届けた。義姉は甲高い声で話しをして、部屋の中は(お彼岸だというのに)お花もこの前私が持ってきたのがそのままで、枯れかかっていた。メモがあったが、自分でも意味不明だった。ホームの職員Aさんに呼ばれて行くと、この前は電話だったのでお話ししなかったのですがと前置きして、「最近義姉の落ち込みが激しい。1日の中でも大きく気分が変わるので、ころ合いを見て心療内科の受診を勧めたいが、家族として承知しておいて貰いたい」という。こちらもそれは感じていたが、そうなった理由は何かあるのか。淋しいのか。私の訪問が少ないのかと、尋ねた。Aさんは「この季節は、高齢の方に良くある症状」という説明だった。 |
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| 2006年3月17日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 259 |
3月17日(金) 晴れ・強風 7時気温?℃
ふた月振りに「歌う会」へ出かけた。役員さんから、今期最後のお稽古で終了後に小さな茶話会をやるから是非参加して欲しいと連絡を貰っていた。名簿を見て驚いた。しんがりだった私の後ろに12人も新入生がいて、総勢47名にふくれあがっている。練習室はすし詰め状態で座る場所を探していると、ご夫婦で参加している顔見知りがこっちこっちと手招きしてくれた。隣の品の良いご婦人が、来月からお稽古の時間が変わるので参加できなくなるのが淋しいと、話しかけてきた。なんだかのお稽古と重なってしまうのだそうだ。話しをしている内に同じ町内だとわかり、彼女は私よりも4年前に引っ越してきたと仰る。(あの頃はねえ、未だ林が沢山ありましたでしょう?娘の帰りが遅くなると心配でねえ。主人が怒って私に八つ当たりするんです。)(はあそうですか、そんな我が儘な男と一緒に暮らしていてもろくな事はないから、さっさと別れた方が良いですよ。)と思ったが、言わなかった。お稽古の曲は直太郎の「さくら」だった。何回か聴いてはいるが、マア歌ってみると難しい。先生は(皆さん、桜が散らないうちに覚えて下さいね。来年の、桜になってしまいますよ。)と言って、笑わせる。最後に「仰げば尊し」を歌ってお開きとなった。大声をだして、あーサッパリした。 |
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| 2006年3月16日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 258 |
3月16日(木) 晴れ曇りのち雨 7時気温?℃
近くのスーパーで「駅弁祭」をやっていたので、「イカめし」を買ってきて仲間と食べた。12,3pのが2匹入って500円。小ぶりだが秘伝のタレにつけ込んだ新鮮なイカに、モチ米がしっかりと詰まっている、といううたい文句。見るからに美味しそう。値段も手頃でツイ買った。ところが仲間のAさんは「秘伝なんて意味は、明らかにしたら恥ずかしくってしょうがない事をやっているから隠して置くんだ」とのたまう。極めてユニークな意見に一同あっけにとられていると、Aさんはその気配を察してこんな風に続けた。「だって俺が東京のど真ん中に、○○省の建物を作る仕事をやったときに、なんで秘密にするのかと思ったら、あの建物には余計な物がわんさとくっついていて、税金のムダ使いとしか思えない。だから国民には見せられないから、奴らは隠して置くんだってわかった。」ふーん、でも国の○○省の建物と民間のイカめしの(秘伝のタレ)とは、比べる基準が違うんじゃあないのと反論したがAさんはすまして、「それになんだ。こんな小さなイカは、売り物にならないヤツだろう」なんて言ったね。Aさんは川柳にピッタリだ。 |
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| 2006年3月15日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 257 |
3月15日(水) 晴れ 7時気温10℃
今朝の朝刊で、三面記事の下の方に小さく載った、例の偽メール「謝罪文」を見た。この頃珍しくなくなった欠陥商品のお詫び広告みたいだなとおもった。そうか、あれは自らが欠陥政党であり、欠陥政治家であるという広告だったのだ。
呼び名とはおかしなものだ。川柳は、仲間同士が雅号で呼び合うならわしで、殆どの人は実名を使っている。だから初対面のおじさんおばさん同士で、太郎さん、はなこさん、まさおさん、たけこさんと言う風に呼び合う。ま、はじめの1,2回はぎごちないが、3回4回目となるとなんだか急に親近感が湧いてくるから、不思議だ。本名でないのが二人いる。私とHさんだ。Hさんも本名を使っていたが最近、とても綺麗な可愛い名前に変えた。例によって句誌を作っていると家人が覗いて、Hさんてどんな人かと聞いたので、(松登に似ている人)と答えた。いつもは私の率直すぎる物言いを苦々しく思っている家人が、この時はくすっと笑った。松登と言っても今の方はご存じないかも知れないが、ユニークな相撲取りだった。彼は北海道富良野の出身ではなかったかしら?いや違うかな? |
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| 2006年3月14日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 256 |
3月14日(火) 晴れ 7時気温?℃
今朝6時頃、家の近くで火事があった。と言っても公園へ行って初めて、犬仲間に教えられたのだ。団地の5階に住んでいる人は火柱が高く上がっているのが見えたと言うし、サムのお母さんは車の上や周りに黒い焼けカスが散乱して、その一部には未だ火が点いていたという。そう言えば公園の入り口にも新聞紙や布の焼けたのが、沢山散らばっていてその一片を拾ったサムのお母さんは「これ新聞紙だ。字が読める」なんて言った。
一体どこで火事があったのか、みんなは知りたがった。方角的にはわが家の方だが、私は全く気が付かなかったのでみんなは、同じ方角に住んでいるメイのお母さんが来るのを待った。Aさんはみんなに囲まれて、小枝で地面に火災現場の地図を描いて説明した。すると何を思ったのか大型犬のステラがみんなをかき分けて、のったりと輪の中に入った。Aさんは犬なんかが入ってこられては、地図なんか書けないのでしゃがんだまま少し場所を動くとステラもそれに連れて動く。「ああ、もうダメ!」と言ってAさんは、癇癪を起こしたがみんなは大笑いした。帰りにサムちゃん達も私も現場を見に寄ったが、まだ消防車や救急車が何台か止まって後始末をしていた。現場には黄色のテープが張られて、近寄れなかった。 |
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| 2006年3月13日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 255 |
3月13日(月) 晴れ 7時気温?℃
今朝は雪がちらついた。春先こんな事は良くあるが、暖かい日が数日続いた後なので応える。私たちの仲間は、元気印の女性1人を覗いて、みんな体調を崩している。
やはり気候の変化に身体が追いついていけないトシになったのか、などとひがんでみる。
夕方5時を過ぎた公園で、白っぽいお月様が東に高く上っていたが、直ぐに厚い雲に隠れてしまった。サムのお母さんが寄ってきて「秘密基地がある」と言ってにやにやした。勿論どこどこ?と見に行くと、場所は林の斜面、私有地との境が丁度三角形になった所にあった。地形を利用して、周りと下に段ボールが敷いてあり、簡単な屋根もある。公園下の四阿を追い出された自由人の新居だとか。探してみないと、絶対周りからは見えないし、風が当たらないので下よりもずっと暖かいと思う、良くできているとサムのお母さんは言った。ワン太のお母さんが(豆柴って可愛いね)と、チャーミーを撫でた。チャーミーのお爺ちゃんはすかさず(ならよ、3つ産まれたらひとつやろうか?)という。(もう2匹はもらい手が決まってるんだ。サムの所は、メスがいいんだよな)と念を押すと、サムのお母さんは(うん、うーん)と苦しそうに曖昧な返事をしている。何も聞いていなかった私は驚いて、いつ産まれるのかとサムちゃんに聞いた。サムちゃんは(全然。未だこれからなのよ)と苦笑いしているのにチャーミーのお爺ちゃんは、(24、チャーミーは女の24だから良いんだよ。
とってもよ)と1人でご機嫌だった。 |
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| 2006年3月12日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 254 |
3月12日(日) 晴れ・強風 7時気温?℃
「今年は未だ、こんなだった」サムのお母さんはそう言って、右手の親指と人差し指を3,4p開けて見せた。今月末にいつもの休耕田へセリ摘みに行こうと、約束している。ついでがあったので、下見に行ったのだとか。そうしたらこの冬の寒さのせいか、去年なんか20センチ以上に育っていたのに、今年はさっぱりなのだと言う。
でもま、これから暖かくなれば急に大きくなるからと、言い訳した。然しショックだったのは、おらが村の田圃だと思っていたのに何処からか人が入ってきて、未だ小さいおらがセリを採っていった人がいた事だ。一度場所を覚えられると、また入って来ると心配している。さらにさらに驚いたのは、去年まで休耕田だった所が大分耕されて、水溜まりにおたまじゃくしの卵がのたくってた所もなくなった。事の次第を実家の隣の人に聞いてみたら(この人だけは、大手不動産屋に田圃を売らないで毎年米を作り続けている。)不動産屋は買ったものの谷津田をそのままにしてあるし、売った方は勤めに出ていたが定年となり、暇も出来た。そこでまあ、空いているならと再び耕し始めたらしい。それにクレソンが生えていたところも、狭くなってたと肩を落とした。気分転換に遊びに行くんだから、(セリやおたまじゃくしがいなくても)大丈夫よと言った。 |
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| 2006年3月11日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 253 |
3月11日(土) 晴れ 7時気温11℃
手みやげに買って置いた花が少しくたびれてしまったが、昼前ケアハウスに義姉を訪ねた。桃2枝、ササユリ1本、ラナンキュラス白、オレンジ、黄色、など5本。お天気が良いので、買い物にでも出かけて行き違いにならないように、電話で知らせておいた。
行くとやはりご機嫌で、あれこれの愚痴を聞く。先日のごたごたの相手が、今度は義姉と仲のいい人の間を裂こうとして、噂を流しているという。お彼岸のお墓参りの打ち合わせをしたり高額医療還付請求書類を預かったりして帰った。カレンダーを見ると、温泉に連れて行くと約束した日にはマジックで大きく印が付いていた。
午後からはお絵かき教室の課外授業で、みんなで千葉市美術館へ出かけた。他の人の描いた絵を材料にして、私たちの質問に先生が解説してくれるのだがこれが、とても納得がいった。何より自分のことは棚に上げて、言いたい放題なのだから気分が悪いわけはない。済ましたというか気取った絵が多いと思った。俳句で孫と猫を読んだモノは面白くないといった人がいるそうだが、絵の世界も同じだと思った。
帰りにシネマックスへ寄って、「クラッシュ」を見て帰る。 |
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| 2006年3月10日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 252 |
3月10日(金) 曇り一時雨 7時気温11℃
ベルを連れて登って行くと、公園の白梅が辺り一面に香りを放っていた。梅林もいつの間にか満開となって、灰色の空を背景に白い花が霞んでいた。「河津桜も多分−明日はお天気だって言うから−咲きますよ」とサムのお母さんが言った。公園の隅に5,6本植わっているのを見に行くと、雨に濡れて蕾は大きくふくらみ濃いバラ色の花が1,2輪、咲いていた。寒かった今年の冬も漸く過ぎて、春が駆け足でやって来たらしい。
過労死の労災申請の為に労働時間を調べているAさんから電話が架かって来た。
「わかっているだけでも、亡くなった月は病院へ行った日以外、1日も休んでないんですよ。帰宅は夜中の1時過ぎで5時半には出かけて行く。月に13,4回もの出張。こんな働き方なんて、誰か止めなかったんでしょうか。」と言ってお終いにはべそをかいた。「死なない方がおかしい時間です。本当に悲しくなります。」ともメールで書いてきた。今まででも、こういう例は珍しくはない。然しやりきれない思いはいつも同じである。テレビが時たま流すゴーギャンの「人間は何処から来て何処へ行くのだろうか」という言葉を思い出す。人は何のために産まれてくるのかなんて、考えたりもする。いやいや哲学的な感慨にふけるのは未だ早い。この労働時間の証明をしなければならないのだ。労働基準監督署は呆れるばかりの非情さで労働時間をカットし、仕事とは関係ないと結論づけるのだから。 |
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| 2006年3月9日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 251 |
3月9日(木) 曇り 7時気温11℃
今朝、話しに聞いていた通勤電車の女性専用車というのに乗った。京成八千代台駅発8時11分、通勤特急の最後尾1両がそうだった。車内は他人の身体に押しつけられない程度の混みようだが、朝のラッシュ時の通勤電車に見られるような疲れが混じって、ささくれだった緊張感はなく、何となくのんびりとしていた。圧倒的に若い女性(20代)が多くて、私と同年代はやっと1人だけ見つけた。女3人寄ればかしましいと言うが、車内はわりと静か。でもあちこちで、お喋りの花は咲いていた。
「アタシ生理痛がひどくってサー、飲み薬じゃ効かないから座薬使った」「うん、そうそうあれ効くね。アタシも使うよ」なんて話題は、女性専用車だから出来るのではあるまいか。「こぉのごぉろの女子高生って、こえーよねぇ。よくおじさんが女子高生恐いっていうじゃん。あれってわかる気がする」なんて話しをしているのは、え、もしかしたらアンタも女子高生じゃないの?って、聞いてみたくなるような金髪の若い子だった。
帰りは、いつもの鯛焼き屋へ寄って並ふ。少し寒いと直ぐに行列が出来るのだ。私の後ろにかなり年配の女性グループ5人が並んだ。「あれ、あんこがまああんなにはいるんだものね」「イヤ、クリームも美味しそうだよ」「あっちは季節限定白あんだって。でも少し高いね」「でもよ、銭はよ。ハァー死んで持ってけないからね」鯛焼きが美味しく食べられる内は未だ、大丈夫だと思いますが・・はい。 |
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| 2006年3月7日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 250 |
3月7日(火) 晴れ 7時気温11℃
事務所の帰りに、Aさんと最近出来たJAの売店に寄った。白菜は、前回よりも品が悪くて値段が高かった。冬は終わったのだ。代わりに新鮮なブロッコリーやカブ、知多半島産だがふきが安い。とれとれふきのとうも2袋残っていて、ひと袋ずつ買った。天ぷらにして残った分は蕗味噌にと算段した。
家人が先に帰っていて、私の顔を見るなり(ガスストーブがつきっぱなしだった)と言った。私も出かける前、何か音がするような気がして温風ガスストーブを見て消えていると思ったのだが、一時的にサーモスタットが切れていただけらしい。でも言い方が気にくわなくて素直に謝る気がしない。そっちが消すのを忘れたんでしょうと逆捩じを食わせてやったら、俺の方が先に家を出たんだと言い返す。これ以上呆け始めた2人が言い争っても仕方がないと思って、見たけど消えていると思ったと謝ったが内心は穏やかじゃあない。ふん、アタシだってアンタの勘違いの3つや4つ直ぐに思い当たるけれど、知らんぷりしているのがわからないんだね。武士の情けってヤツよ。お互い見て見ぬふりをするのが、共同生活のマナーだってこと位分かんないのか。おたんこなすめ。 |
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| 2006年3月6日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 249 |
3月6日(月) 晴れ・春一番 7時気温11℃
ソウル日記C
「スランプを抜け出すには、旅に出て新しい出会いや感動するのが一番」と誰かが言ったとか。私の場合、スランプと言うよりも年のせいだと思うが、ひと月ほどずっと不調だった。ソウルに出かける前日も喉が痛くなり、発熱の心配を抱えながらの旅立ちだった。 でも誰かさんが言ったことは本当だ。すっきり、さっぱり、少し元気になって帰ってきた。韓国では、安くて美味しいものをお腹いっぱい食べた。特にキムチは毎食食べた。はじめは辛くて涙ぽろぽろ、鼻水ぐすぐす口の周りはひりひりとして大変だったが、直ぐになれた。韓国の白菜は水っぽくなく、甘味があって美味しかった。市場で出会った(在日で京都弁を話す)おばさんの後に付いていって、町の銭湯でアカスリもやって貰った。宿は郊外だったが、毎日地下鉄を乗り継いで、いろんな所へ出かけた。間違えてもそれも楽しい。マグノリアさんとの旅は、こんな風にいつも行き当たりばったりだがお互いにそれを面白がっている。オンドルがこんなにくつろげるものだという新しい発見もあった。
然し、一番印象深かったのはやはり、38度線で北を見たこと。今なら南北統一しても何の不都合もないのにねと、私たちは話し合った。困るのは首領様だけじゃん。
でもさ、理不尽な乱暴者がいた方が南に武器が売れるとか、時たまテポドンを打ち込んでくれるとだから9条を止めて再軍備が必要だという世論が作りやすいとか、首領様がいてくれた方が儲かる人もいるのかも知れないね。

漢河から見たソウル |
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| 2006年3月5日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 248 |
3月5日(日) 晴れ 7時気温?℃
ソウル日記B
ツアーガイドは、闘士という言葉がピッタリな中年女性は日本語で、老年で自信たっぷりの男性は訛りの強い米語で案内した。くどくどとあれこれの説明があり、目的地までは2回のパスポート検査があると言われてはいたものの、バスが止まっていきなりカービン銃を右肩にかけた迷彩服の兵士がバスの中に乗り込んできた時は、車内が一瞬にして凍り付いた。若い兵士は、バスに座ったままの乗客ひとり一人が差し出したパスポートと本人を見比べて確認している。落ち着いてよく見るとこの兵士はそんなに緊張していない。担いだカービン銃の筒先は磨き込まれて白っぽく変色していたし、右袖の下の部分はこすれたのか一部がぼろぼろだった。
JSAに到着すると今度は国連軍のバスに乗り換えて、板門閣や展望台に向かった。2列に並べ、指さしはダメ、笑ってはいけない、勿論写真撮影は出来ないなどと言われる一方、ここでは写真OKなどの指示があり、日常と非日常がごちゃ混ぜとなり或いは緊張のあまりかえって、禁止されたことをやってしまったりした。
旅の終わりに女性ガイドは「皆さんがここまで見に来て頂いたことに対して、私は韓国民の1人として心からお礼を申し上げます」と結んだ。彼女の懐の深さに比べ、相手の気持ちを思いやることもなく駄々っ子のように靖国参拝にしがみつく、我が国の首相を思わずにはいられなかった。

板門閣会議場 |
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| 2006年3月4日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 247 |
3月4日(土) 晴れ 7時気温?℃
ソウル日記A
前にも書いたが今回のツアーは、往復航空券とホテル3泊がついて19,800円である。所が板門店・非武装地帯のツアーは、昼食が付くとしても日帰りバスツアーで12,000円でかなりな割高感がある。然しみたい物は見たい。この日の参加者は40人弱。内5,6人は米人(多分)で、残りの日本人の半分は若者だった。やはりというか男性が多い。おばさんは私たちとあとは2人ぐらい。
韓国の一番北にある町(ムンサン?)で河の真ん中で線路が外され、残った橋脚だけを見た。また人が渡る橋がやはり中程で区切られ、そこに人々が書き込んだ布が幾重にも吊され風に舞っている。ここに立ってみると、理屈抜きに分断された民族の悲しみがふつふつと伝わってきた。また世界中の戦地から集められた60個の石が「平和の石」として展示され、日本からは沖縄、広島、長崎から3個が運ばれていた。
バスの中に戻った観光客がみな無口だったのは、寒さのためばかりではなかったと思う。

分断された鉄路

渡れない橋 |
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| 2006年3月3日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 246 |
3月3日(金) 晴れ曇り一時雨・雹 7時気温?℃
ソウル日記A
キョンドン市場もテント張りの屋台がズラリと並び、野菜・魚・肉・雑貨など扱う品物の店は大体同じ場所に固まっているが広い。いつものことだがその品数の多さに驚く。東京に比べたら未だ真冬なのに、ワケギをはじめ青物野菜は勿論苺、西瓜まであった。魚では太刀魚やえいが目立った。だつもいた。えいやだつは私が子どもの頃に魚屋に並んでいたが、今は見ない。私は(あみ)と覚えているが、おきあみの塩辛ももあった。懐かしくて買おうかと迷っていると、マグノリアさんは釜山の市場でも同じ物で私が迷っていたと言った。釜山の市場で食べたお粥が食べたいと思って探したが見つからず、隙間のような露地奥の食堂で、うどんを頼んだ。壁に沿ったテーブル代わりの板に椅子が2脚と、ブロックを3段上がってテーブルがひとつあった。中年の女性1人で切り盛りしているが、こまめに動き誠に愛想が良い。そのうち杖をついたお祖母ちゃんが1人入ってきて「ワタシ ニホンゴ スコシ デキマス」とニコニコとして言った。後からマグノリアさんに聞いたら、女主人が電話で呼んだと言う。ついでに私たちが遊覧船に乗るつもりだと言ったので、それもどこかへ電話して、詳しい行き方を聞いてくれたのだと言う。お祖母ちゃんは76才だと仰るから、日本が植民地でどんなことをしたかご存じの筈である。なのにこの優しさをどう受け止めて良いか、うろたえた。

キョンドン市場 |
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| 2006年3月2日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 245 |
3月2日(木) 曇り 7時気温?℃
ソウル日記@
こうして家に帰りいつもの暮らしが始まってみると、あれは一体、本当のことだったのか、夢・まぼろしであったか判然としないが、手許に訪問者(見学者)宣言書と表題がついた1枚の印刷物が残っている。−綜合警備区域への訪問者(見学者)は、下記を読み、署名することが要求される。1・・敵の行動(活動)によっては危害を受ける、又は死亡する可能性がある・・等々3項目11の注意事項があって、昨日の日付と私のサインが書き込まれている。昨日、私はマグノリアさんとJSA(JoinntSecurity
Area)へ立った。
またまたマグノリアさんに、安いツアーに誘われた。成田ソウル間往復航空券とホテル3泊が付いて19,800円だという。ソウルは5回目だというマグノリアさんは、何より便利なツアーコンダクターで、行きたいところに連れて行ってくれる。私の韓国行きは前回の釜山に続いて2回目。ソウルだったら@北を見たいA安くて美味しいものが食べたい。Bアカスリをやりたいと注文を出した。
27日の夜、ソウルのホテルに着いた私達は、翌朝から活動開始。地下鉄を乗り継いでキョンドン市場を目指した。切符は900ウオンで100円位。地上へ出たところから雑多な屋台が並び、2人ともワクワクして市場を目指した。 |
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| 2006年2月26日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 244 |
2月26日(日) 曇りのち雨 7時気温?℃
今日の毎日朝刊万能川柳に「堀江ハン銭で無罪を買いなはれ」と言うのがあった。
作者は厚木とあるが、この嫌味たっぷりの句には関西弁がピッタリだと感心した。
家人が台所でガサガサやっていたかと思ったら、「冷蔵庫にいろんなものが入っているが、レシピ通りの材料がない」と、顔を出した。フンフン初心者は応用問題が効
かないのだ。でもま、こちらの不調を察して、食事の支度を試みるとは、あっぱれな心がけである。・・とは思っが、ここでいい気にさせてはいけない。あるもので(味噌汁と御飯はあるし、サワラの切り身は焼いて大根下ろしを添える。菜花はサット茹でて、だし汁じょうゆをかける。豆腐は・・簡単だから蟹豆腐を作ったら?)と、指示した。所が切り身を焼くと言っても、どの位の火力で何分かとかサット茹でるとは塩は?、何分茹でるのかといちいちうるさい。こちらが元気な時ならばなんと言うこともないのだが、こちらは体調が悪く話しをするのも億劫なのだ。「なにかとろう」と言いたくなるのをやっとこらえて、とにかく蟹豆腐も出来た。テーブルの上に並べて、(蟹豆腐って意外と簡単だったでしょう?)と、ねぎらってやったのにテキは「俺はこんなもの食べたことがない」なんて言い切ったね。一気にこちらの血圧が上がった。「何をぬかすかぁー。こちらがレシピも見ないで、さっさと作れるのはただひとつ。繰り返し繰り返し作って来たからだぁ。」
明日から4日間お休みします。 |
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| 2006年2月23日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 243 |
2月23日(木) 晴れ 7時気温?℃
夕方床屋によると、おかみさんはこちらが理髪台(というのかどうか知らないが)に座るのを待って「この前の道を一寸行ったところに、永田事務所があるのよ」と言った。例のホリエモンメールの当事者である。功名心で焦ったのか誰かに陥れられたのかしらねと、返事をすると、ちゃんと調べれば良かったのよと答えた。一度落ちて(小選挙区で)やっと受かった(比例代表)のに、(議員辞職は)勿体ないとも言った。
今日は皇太子の誕生日とかでテレビは、私の髪を刈り終わっても未だ誰がああ言ったこう言ったと皇室報道を垂れ流していた。おかみさんは手を動かしながら上目遣いでテレビを見て、(あんなのなくっても良いのに)と一言ぽつりと言っておいて(ま、そこで働いている人達は困るだろうけど)と自分でフォローした。
家人は明日朝、早起きするつもりなのかさっさと寝た。テレビニュースが女子フィギアの安藤選手は、練習で4回、4回転ジャンプを試したが一回も成功せず、硬い表情でリンクを離れたと報道した。先日に亡くなった茨木のり子さんの言葉を借りて「倚(よ)りかかるのは自分の足2本だけ」と、声援を送りたい。ガンバレ。 |
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| 2006年2月22日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 242 |
2月22日(水) 晴れ 7時気温?℃
やっぱりオリンピックの、女子フィギアスケートを見ている。評判通りロシア、スルツカヤの演技は素晴らしい。衣装も一番おしゃれだ。赤いほっぺの笑顔も良い。女性の解説者が(解説するのを忘れて)見とれてしまったと言ったが、テレビの見物人もその方がずっと良かった。男性の解説者でやたらシャベル人がいるが、あれはうる
さい。
演技が終わった選手は、両側におじさんおばさんが挟んで座り採点を待っている。
あの人達はコーチとか関係者なのだろうが、体格だけを見ているととてもそんな風には見えない。輝くプロポーションを誇っている選手達も、現役を離れると一般人と同じになってしまうのだろうか。選手の練習はそれだけ厳しいという事なんだろうね。 |
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| 2006年2月21日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 241 |
2月21日(火) 曇り 7時気温?℃
電話が架かってきたのは夕べ、御飯を食べているときだった。義姉は電話口で少し言いよどんでから・・あたし、ここあわないから何処か違う所を探してくれない?と一気に言った。こちらが驚いてひるんでいると・・直ぐにでなくても良いからと、付け加えた。でもそれだけ言ってしまうと、何かあったのかといろいろ聞いてももう、何も答えなかった。
そして今日、花屋で満開の桜草の鉢植えを買った。ピンク色の花と黄緑の葉がとても華やいで見える。これを持って行けば、幾らか義姉の気持ちも晴れるだろうという魂胆である。30分位四方山話をしてから、食堂で隣りの人と行き違いがあった。ひと月ほど前、風邪が流行っていた頃話しの中で(うつされたら困るわ)と言ったのが、隣の人のかんに障ったらしく、それからずっとその事を言われ続けて義姉は気持ちが萎えてしまったらしい。食欲がなくなり、寝付きも悪くなったと言う。でもいろいろと喋っている内に落ち着いたらしく、夕べはどうしてあんな気持ちになったのかしらね、もう大丈夫だと言った。事務所の人にあって一応事実経過を報告したら、やはり向こうは先刻承知だったらしく、隣ではなくて1人置いた隣なんですと言った。
半年に1回、席替えもあるという。
犬の散歩から帰ったら義姉から(元気になった。有り難う)と留守電が入っていた。 |
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| 2006年2月20日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 240 |
2月20日(月) 晴のち雨 7時気温?℃
「ゆで時間は1分。1分かっきりだって」とりゅうのお母さんは、サムのお母さんにそばを渡しながら言った。成田に美味しい蕎麦屋があってそこから買ってきたらしい。お店で食べるにはとても美味しいが、買ってきて家で茹でるとどういう訳かぼそぼそと短く千切れてしまうと苦情を言ったらしい。買いに行ったとき娘が聞いたんだって。そしたら他にもそんな意見があったんだってとりゅうのお母さんはニコニコしながら続けた。(そのお店はさ、障害者の働き場所として、元日航にいた人が私財をなげうって作った所なんだって。だからね、買って貰うと助かるんだって)という話しを聞いて、私たち数人がその場で蕎麦を注文した。(あのさ、ごま豆腐とクッキーとカステラもやっているんだって)とも言ったので、私たちはじゃあごま豆腐もと注文したが、一体幾らなのと聞いた。おそばはつゆも付いて3人前で千円だけど、ごま豆腐は聞かなくちゃ分かんないとりゅうのお母さんはニコニコしながら答えた。
やりとりを聞いていたサムのお母さんはじれったがって、その場でケータイを出してりゅうのウチに電話をかけた。(あーもしもし、サムだけどりゅうのお姉ちゃんいる?)と勢い込んでかけたものの相手は全く事情がわからず、りゅうのお母さんと代わった。電話の話しを聞こうとして、サムのお母さんはりゅうのお母さんにピッタリとくっついたら直ぐに、どこからかサムが飛んできて2人の中に割って入った。ったくサムはやきもち焼きなのだ。 |
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| 2006年2月19日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 239 |
2月19日(日) 晴のち曇り 7時気温?℃
今日の集会が終わったとき、その人はニコニコとしながら近寄ってきた。以前2回ほど会った事があるAさんだ。お元気でしたかと声をかけると、いきなり両手で私のお腹と腰を軽く挟んで、お元気のようですねと言った。私があっけにとられていると、じゃあ又ねと言ってこちらの返事も聞かずに離れていった。しばらく呆然としながら、彼女のしっかり、ハッキリ、ムダのない行動に感心していた。彼女はこちらのお腹を触って、年と共に大分脂肪が付いたこと、ヒップラインがどうしようもなく下がっていることを確認し、言い訳する暇を与えず、肥るくらいならそこそこ元気であろうと、瞬時に了解したのだった。あれは3年前の12月だったと思う。忘年会の買い出しを、初対面の彼女と一緒にスーパーへ出かけた。彼女はてきぱきと食品を選び、もっと大きな皿があると良いわねと言うと、つかつかと店の奥へ入っていった。
しばらくして、盛りつけ用に新品の大皿(紙製)2種類を数枚ずつ手にして戻ってきた。その皿は、店が展示用に使う大きさであるから彼女はてっきりここで働いているのか或いは、この店の人と親しいのかと思った。所が全く関係がなく、単に客の1人だったと後から聞いて、魔法使いみたいだとその時も思った。 |
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| 2006年2月18日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 238 |
2月18日(土) 晴のち曇り 7時気温?℃
昼間は風もなく穏やかだったが、5時半を過ぎると冷たい風が吹いてきて、公園で遊んでいた犬仲間も、そろそろ帰り始めていた。お父さんが向こうで呼んでいるのに、モモは犬仲間から離れようとしない。「モモ、お父さんが呼んでいるよ」と声をかけると、サムのお母さんは、「え、違うよモモじゃないよ」と言う。違うの?だってあの子はももでしょう?と私は少し混乱して、真っ白で垂れ耳の日本犬(誰だって桃太郎のお供をした犬だと思う)を、振り返った。サムのお母さんはにやにやして「キセ」って、名前が変わったのと言う。ええっ何時から?なんで?と矢継ぎ早に質問した。あれっ?モモが車にはねられたの知らなかったと言われてウンそんな話しは聞いたと答えた。それが車にはねられたのに、かすり傷ひとつなかったからこれは奇跡だとお父さんが言って、それから名前をキセキ→キセにしたんだって。デモよ、車が70qも出してたっていうけどよ、犬が飛び出したんで急停車したとこにぶつかったんだよと、後ろから追いついてきたハナのお父さんが口を出した。そんじゃなきゃあ、幾ら何でも犬が走っている車にぶつかって何でもないなんてことないよと付け加えた。ま、事実はどうあれ無事で良かったね。でもさ、お母さんは未だにモモって呼んでいるんだってとサムのお母さんはいった。 |
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| 2006年2月17日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 237 |
2月17日(金) 曇り一時雨 7時気温?℃
夕べ会議が終わってから、Aさんの車で私とBさんが自宅まで送ってもらうことになった。いつも寡黙なBさんが(右腕を捻挫してから)女房が一緒に風呂に入ってくれるようになったとぼそっと言ったとき、Aさんはすかさず「良かったじゃなーい」と歓声をあげた。助手席に座っているBさんの顔は見えなかったが、いや、ホラ右手が使えなくって、身体洗えないからさと、照れ隠しに言い訳した。でもそれにしてはこちらが聞きもしないのに、もう2週間になるなんて続けたのは図々しい。Bさんは定年間近、団塊の世代である。フーン、そんなことが他人(おばさん)に話したくなるほど嬉しいんだなと、にやりと笑えたが、多分Aさんも同じ感想だったと思う。イヤ違うかな。それは私の独断かも知れない。Aさんと同年代の人で、毎晩夫と手を繋いで寝ていたという方も、知っている。マアそんなことはどうでも良いが、オリンピックのスケートリンクはピッカピカに磨かれていて綺麗だなあ。とまあトリノオリンピックは、この程度の話題が丁度良いかなあ。 |
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| 2006年2月17日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 236 |
2月16日(木) 曇りのち雨 7時気温?℃
会議の終わりにAさんが「今年の花見は何時にする?」と言ったが、とっさに何のことか誰も判らなかった。暖かかったのは昨日一日で、今日は又冷たい冬が戻っていた。一寸間をおいて誰かが「第2(土)かなあ、第一は朔日でしょう」と答えた。節分が過ぎ一時店先に積まれたチョコレートも片付けられて、どこもお雛様や桃の花があふれている。寒い寒いと身体を硬くしているが、季節は確実に動いている。とは言っても、今年の寒さは応える。Bさんの息子さんもインフルエンザで4日休んで、また元気に仕事に戻ったと云う。早朝、サーフィンをやってから仕事に出かけるという元気印の若者でもインフルエンザにかかる。そう言えば、りゅうのお姉ちゃんもインフルエンザにかかって寝ていると、お母さんが言っていた。「若者は人混みの中に出かけるからだよ」とCさんは解説するが、体力のない私(或いは私たち年配者)が罹ったらなかなか立ち直れない。だから予定があっても不義理をする。無理をしない。と、固く心に誓っているがこれが実行するのはなかなか難しい。でも、今週末に開催される歌う会の発表会はパスした。疲れが貯まって、声なんか出せなくなった事と、そんな時に発表会を控えた熱心な練習にはついて行けないと思ったからだ。楽しみのためにやっていることが、重荷になっては本末転倒。思い切って断った。体調が整ったら又、仲間に入れて貰うつもりだ。 |
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| 2006年2月15日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 235 |
2月15日(水) 晴れ 7時気温?℃
待ち合わせをした。ひとつしかない改札口を出たら線路を渡って、線路に沿った細い道を歩いて来れば、途中まで出迎えていると言われた。その通りに歩いたが、迎えに会わなかった。10分も歩いてから間違いに気が付き、大急ぎで引き返したら大汗をかいた。今日は4月から6月の気温だったと、後から知った。線路を渡った所で細い道は左右に伸びていたのだが、なんの疑問もなく前に通ったことのある右へ行ってしまったのだ。
川柳の先生の彼女が話しがしたいので自宅へ寄って欲しいと言われたとき、まあ川柳の話しだけではないだろうとは思ったが、断る理由もないので承知した。あれこれの話しをしてから彼女は名刺を出した。それには川柳関係の幾つもの肩書きがあった。(なるほど忙しいので私にもそれらの事務を手伝って欲しいと言うことか)なんて素早く計算して、私も滅多に使ったことのない名刺を出した。当然何をやっている団体かと質問されるのを覚悟で。いつものように相手が、お役人とか会社の責任者ならばすらすらと言える「ボランティア団体で・・」と同じ言葉を使ったらなんだか自分がとても胡散臭くて、偽善者に思えてイヤになった。まして相手があまり内容もわからずに、そおー大変なお仕事ねなんて同調してくれるともう、その場から逃げ出したくなった。「ボランティア」って厭な言葉だ。今やっていることを、自分を含めて仲間達の気持ちに合う言葉で言えば(情けは人のため為らず)だ。(お互いさま。相身互い)でもいい。向こうはとうとう話しを切り出せないで終わったが、後味が悪かった。 |
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| 2006年2月14日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 234 |
2月14日(火) 晴れ 7時気温?℃
朝の公園は、一面の霜が白くきらきらと光っていた。ハナコを連れて後からやって来たハナコのお父さんは「ナンダありゃ。金どころかメダルなんて1個もとれないじゃあないか」と、吐き捨てるように言った。毎日遅くまで、と言うか早くからオリンピックのテレビ中継を見ているらしい。(じゃあ、アンタが滑ったら)と腹の中で言い返していた。
サムのお母さんが近寄ってきて、耳元に(病院へのタクシー代や、休業補償までとられたんだって。)と小さく言った。今度はコーギー犬のサクが、遠くから車で来る小型犬を噛んじゃったという事件だ。その時も私は居なかったがサムちゃんの情報によると、誰かがたいしたことがないと言ったので、サクの飼い主はそのままにしておいたらしい。所が、噛まれた方は収まらない。然も相手は遠くからたまに車でやってくるし、サクの親も交代勤務でいつも同じ時間には来られない。そのすれ違いが、加害者(犬)は逃げていると思いこみ、被害者感情をエスカレートさせてしまったらしい。弁護士を頼んだからその費用もだせって言ってたんだけど、結局2万円払ったんだってと、教えてくれた。公園が整備される前は、近くの犬たちが集まるだけだった。遠くから車でやって来るなんてなかった。 |
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| 2006年2月13日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 233 |
2月13日(月) 晴れ 7時気温?℃
夕方の公園でワン太のお母さんに「多古米って、どの位の値段がするのですか?」と聞かれた。知人にブランド米だから食べてみてと、頂いたのだそうだ。ワン太のお母さんは佐賀県のご出身で、佐賀平野のお米も美味しいのだそうで、わざわざそこから取り寄せて食べていると言う。私も千葉県産を食べている。お米はブランドよりも、食べ慣れたご当地米がいいということなのか。
りゅうが、ケーキに付いてきた小さなプラスチックのスプーンを飲み込んでしまって、慌てて医者に連れて行ったら、注射をして吐かせ薬を貰ったらなんだかんだで6,120円も取られたとお母さんがぼやいていた。
今日は1日暖かくて、みんな洗濯を沢山したと言ってた。サムのお母さんも今日は休みにして、サムに汚されたものをみーんな洗ったとサッパリした顔をした。 |
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| 2006年2月12日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 232 |
2月12日(日) 晴れ 7時気温?℃
「ほら、Aちゃんてアタシの友達が近くにいるのよ。その人が白内障の手術をしたらまあ、いろんなものが見えるって言うのよ。アタシの目やにから鼻水まで見えるって言うから、それならってアタシもやったのね」先月末、2泊3日の入院で両眼の白内障の手術をしたという実姉に、経過はどうかと電話を入れた。「そしたらね、よぉーく見えるの。家の中のゴミなんかもね。でもまだあんまり動いちゃダメだって言われているからそのままにしてある。それよりね、マアー自分の顔を鏡で見たらシワだらけで、一瞬誰かと思ったわよ。耳までシワがあるんで驚いちゃった。」と姉はがっかりしている。見たくない真実は、世の中に沢山ある。(ねーちゃん、オリンピックの開会式でメッセージを読み上げたおのよ−こやオリンピック旗を掲げて入場したソフィア・ローレン見たでしょう?彼女たちのあの元気さ、存在感って凄いじゃない。2人とも71才なんだってよ。)と言った。(あ−らそう、アタシと同い年じゃあない。じゃあアタシも頑張らなくちゃね。大体アタシは猫背だから、年寄りに見えるのよね)なんて言うから、そうよそうよと大げさに頷いてあげた。ウソとお世辞は1つのもの。見方でどっちにも見えるというものだ。 |
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| 2006年2月11日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 231 |
2月11日(土) 晴れ 7時気温?℃
「あたしね、アンコウもさばけるのよ」義姉は、行きとは打ってかわった明るい声でしっかりと喋った。
昨年末、風邪気味だという義姉の大事をとって、お墓参りに連れて行かなかったし、1月は私の方が忙しくて全く構ってやれなかった。やっと都合がついて今日、食事に誘った。電話ではなんだかハッキリとしない受け答えで、しばらく放っておいたので腹を立てているのかとも思った。ホームに迎えに行って、食事をするコタの家には11時に着いてしまったが、今日はお天気は良いし、何よりも暖かい。向かいに拡がっている公園(ベルのホームグランド)を散歩してみる事になった。人工のせせらぎに子ども達が網を持って覗いている。2つの池にも氷はなく、鴨やおしどりが沢山お尻を振りながら泳ぎ廻っていた。ホーホーと聞こえてくる綺麗な鳥の声はなんだろうねと話していると、ホケキョと小さく続いた。もしかしたら今のは鴬の初鳴きだったかも知れないねと顔を見合わせた。未だ歩けると言うので観音様もお参りして、気が付くともう12時を廻っていた。お昼の定食にはお雛様(マスター考案の、食材で作った)が付いていて、心をなごましてくれた。あんなに外を歩いたのは久しぶり、何たってホームでは部屋に閉じこもったきりだからと、帰りの車の中で義姉は饒舌だった。そして私にアンコウ鍋は食べたことがあるかと、聞いたのだ。福島県浜通出身の義姉が、魚を上手に捌くことは知っていたがアンコウの話しは初めて聞いた。アンコウを吊して真ん中をスッと包丁入れてね、そこからまず皮を剥ぐの。捨てる所なんか何にもないのよ。皮は汁にする。うちの方じゃあどぶ汁って言うんだけど。第一市場にアンコウを買いに行くときはね、みんな中味に何が入っているか楽しみなのよ。アンコウの胃の中には、いろんな魚がまんま入っているのよ。まあ、溶けかかっているのもあるけど。とまあ、ホームに到着するまで義姉のアンコウ談義は続いた。 |
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| 2006年2月10日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 230 |
2月10日(金) 晴れ 7時気温?℃
「ベルはもう預かれないよ」と、サムのお母さんに言われてしまった。飼い主の私よりも、サムのお母さんの方が好きなベルである。思わず「ええっ、どうして?」と聞き返した。 夕方少し早く出かけて、いつもの動物病院で予防注射をして貰った。
診察台に乗って体重を量る。こちらから大分肥ったと思いますと申告したが、寒いのに頭髪を短く刈り込んで、一段とお腹がせり出した獣医は(10,5s、丁度良いですね。100gしか増えていませんよ)と言った。へえー、ではベルが肥ったように見えるこのもこもことしたのは全部、冬毛だということか。今年は寒いので、いつもよりずっと密生した訳らしい。犬って便利なんだと感心した。体温を計り、簡単に診察してから注射をして終わった。9,450円。それからいつものコースで公園へ向かったが、ふとおでん鍋のガスの火を消して来なかったのではないかという疑念が湧き上がった。一旦気になり出すともう不安でたまらず、ベルを自転車の前籠に乗せて、引き返した。そこでばったり公園へ向かうサムちゃん親子と出会ったので、事情を説明するとサムのお母さんは、じゃあベルは一緒に連れて行くからと言ってくれたので、私は自転車で家にとって返した。おでん鍋が乗ったガスコンロの火は止めてあり、元栓まで閉じられていた。ほっと安心して、また自転車をとばして公園へとって返した。ベルの名前を呼ぶとサムのお母さんはリードを放したので、ベルは飛んできて私に何度も何度も飛びついて喜んだ。サムのお母さんにお礼を言うと、冒頭の答えが返って来たのだ。ベルはくーんくーんと鳴いて、私の自転車の後を追って動かないので、おやつで騙し騙し公園まで歩かせ、やっと今着いたばかりだと言った。ベルの勝手に見える行動も、飼い主が近くにいるという前提条件が必要だったらしい。 |
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| 2006年2月9日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 229 |
2月9日(木) 晴れ 7時気温7℃
処方箋を持って薬局に行くと、縁なしメガネ、白衣を着た恰幅の良い薬剤師が、今年初めての花粉症の患者さんですと言った。変な感じだ。嬉しくなんかないし、そんなこと言われてどんな顔をしたら良いのか判らなかった。記念品でも貰えたら別だけれど。
昨日、用事で出かけた東金の行き帰りに、山武郡を通った。あたりの杉林はすっかり赤茶色に染まって、少しの風でも花粉が飛び出す準備が整っていた。昨日は風もなく穏やかな陽気だったが、やはり杉花粉を浴びたらしい。医者は私の下瞼を見てああ、真っ赤になっていると言い、そう言うことが発症のきっかけになると言った。
じゃあ去年と同じオールラインナップを出しておくねと言ったのだ。飲み薬、点鼻薬に目薬。一昨年まで耳鼻科で貰っていた抗ヒスタミン剤は、変に喉が渇いたが今はそんなことはない。
陽の当たる縁側で寝そべっていたベルが、起きあがってジッとこちらを見ている。
何時までも見つめられて根負けした私は、食べていたチョコレートのかけらをベルの鼻先に出した。意外と慎重なベルは先ず匂いを嗅ぎ、小さく出した舌先でチョコレートのかけらをつついた。次ぎにちょっとなめ、3回目にはぺろりと私の手のひらまで大きく舐めてから、もっとないのとこちらを見上げた。 |
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| 2006年2月8日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 228 |
2月8日(水) 晴れ 7時気温7℃
昨日の句会は、新入りが1人と見学が2人参加して、総勢21人での賑やかさだった。12月に入ったAさんが、男の料理教室の仲間を2人見学に連れてきた。3人ともリタイヤーしたがまだまだ元気、暇つぶしを物色中とお見受けした。お二人は広島と秋田のご出身と自己紹介し、料理は上手いのかとの質問にレシピを集めるのが目的で、家で一度も復習したことがないと、自慢気に話していた。
さて互選の36句を、先生がひとつひとつ解説してくれる。先生は呼び名は知らないが取っ手が付いてがらがらと引っ張るものを常に持参し、そこから管が鼻の下にまで伸びている。いつも酸素を補給していなければいけないらしく、この器具を使うようになってからご自分の雅号を酸素を吸うので(酸吸−サンキュウ)と、代えたと言われた。
私の2句のうち「行きたいな安いツアーで鬼ヶ島」は、先生が誉めてくれたが1点しか入らなかった。また特に何も言われなかった「あの子ならつかまりたいな鬼ごっこ」が他の1句と共に同点首位になったから、出来の良さと点数とはあまり関係がないらしい。お茶を飲み、お菓子を食べながら説明や質問を聞き、冗談が飛び交い笑いが起こってあっけなく2時間半が過ぎた。帰りのバスを待ちながらこんな遊びを百年前、いやもっと昔の人達もやって楽しんでいたんだなと思った。 |
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| 2006年2月7日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 227 |
2月7日(火) 曇り 7時気温6℃
気になって、朝からもう一度がさがさと探し始めた。昨日病院へ行ったが、家に帰ってから診察券がないのに気が付いた。持って出たリュックを何度も逆さにして探し、着ていたコートやパンツのポケットを探ったが、見つからなかった。家人は「再発行して貰えるから良いんじゃないか」と言ったが、自分の注意力のなさがイヤダと答えた。すると「いつもの事じゃあないか」なーんて、言ったね。いいのそんなこと言って。先日、月1回の料理教室の時、(そろそろ三角巾がいるな)なんてこっちに聞こえるような独り言を言っていたので、そろそろ買ってやるかぁと思っていたけどもうヤダね。欲しけりゃ自分で買いな。
夕飯の仕度を始めたら、空き家になった裏のうちの方から猫の鳴き声が聞こえてきた。この寒いのに時期は忘れないというか、天の意志というかぎゃぁーおーぎゃーとうるさい。しばらくしたらベルが猫の方に向かって、吠えている声が聞こえて来た。
そのうち、ふうっ・ふーなんて人間ぽい声も聞こえてきたなと思ったらナント、家人だった。 |
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| 2006年2月6日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 226 |
2月6日(月) 曇り 7時気温4℃
その古いプリンターが、ひとつ大きく息を吸ってから小さくため息をつくように、コトコトと音を立て何か印刷しながらA4の紙を排出してきたときは、見守っていた私たち3人が揃って歓声をあげた。
今日は私たちの事務所の出勤日で、いつものようにAさんが車で迎えに来てくれた。Aさんは、パソコンと動かない(動かせない)プリンター一式を持ってきたと段ボール箱を、事務所に運び入れた。ノート型パソコンはウインドウズ95で、普段Aさんが簡単なメールのやりとりで使っている。プリンターはもとはベージュだったと思われるが、永年机の上に放置されて薄茶に変わっている。箱の中には他に、FDやCDの接続機器や何枚かのFD、CDそれにキャリィバッグなんかが入っていた。
実はこのパソコンは、7年前仕事の過労が原因で急逝したA氏の愛用品だった。だから周りから古いの何のと言われても、妻のAさんは手放すなんてとても考えられない。でもプリンターは一度も使ったことがなく、一体使えるかどうかわからないという。それじゃあとまずプリンターと本体を繋ぎ、プリンターのスイッチを付けて見た。器械は動いて紙を排出したが、何かかさかさ言ってる。インクが切れているのだと気が付いて、あり合わせのインクと入れ替えたらどうだ、何事もなかったように7年振りにプリンターは動いて、きちんと仕事をした。FDを印刷してみたら、子ども倶楽部チームの世話役をしていたA氏が作った、当番表が出て来た。7年の時を越えて、A氏が呼びかけているようだった。 |
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| 2006年2月5日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 225 |
2月5日(日) 晴れ 7時気温?℃
犬は5才を過ぎると、あまりハードな運動は必要がないらしい。そこで公園まで、私が普通に歩いて25分はかかる道のりを、行きは走らせて行くが、帰りは自転車の前籠に乗せて帰る。公園で遊んだ後、自転車の位置を変えてベルを乗せる準備をすると、ベルはいそいそと近くによって(私がヤツを抱きかかえやすいように)後ろ向きにすわる。それをお腹の下には右手を入れ、左手で後ろ足をすくって抱きかかえ自転車の前籠に入れるのだがこの頃窮屈になった。冬毛が増えたこともあるが、かなり肥ったのだ。サムのお母さんはそれを見ていて、大きいのを買って貰わないと籠が小さくなったと言って笑う。
多少窮屈でも前かごに乗ったベルは、きちんと前足を揃えてあたりを眺めて楽しんでいる。特にサムちゃん達の車が走っていないかと、土手の上をきょろきょろ探す。
タイミング良くサムちゃん達の車が私たちに追いつくと、私たちを追い抜いて少し前方に車を止めて待っていてくれる。そして私たちが近づくとサムのお母さんは運転席から腕を出して、ベルにおやつをくれる。いわば犬のドライブスルーである。これを貰うとベルは、今日はこれでサヨナラだと納得する。 |
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| 2006年2月4日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 224 |
2月4日(土) 晴れ 7時気温?℃
昔のように、寒い立春だった。なんだか日射しはまぶしいし、夕方5時を過ぎても未だ明るい。しかし戸外に立っていると、足元から寒さが上ってくる。それなのに、大きなくしゃみが2回でた。気の早い杉花粉が、夕べから吹いた強い風に乗ってやって来たに違いない。どこにでもそそっかしいヤツがいるもので、春一番と勘違いしたのだ。
5時のチャイムが鳴ったからもう帰ろうとベルに言ったが、仲間は未だ遊んでいるので帰りたがらない。それならと私だけさっさと公園入口に向かって歩き始めると、ベルはつかまらない程度の距離を開けて、付いてくる。こういうときはおやつで釣ってもダメなのだ。結局戻ってサムのお母さんに捕まえて貰った。ワン太はまだサムを追いかけて遊んでいた。「昨日ね、サムがワン太をやっちゃったのよ」さっき、サムのお母さんは辛そうな顔をして云ったが、ワン太のお母さんは「大丈夫。何ともなかった」と急いで言った。「ワン太がしつこいもんだから」とも付け加えた。犬も群れて遊ぶ。仲間とやったりやられたりしながら、お互いを認めて行くのは人間の子どもと同じだ。それを1回サムにやられて「今まで大人しかったこの子(ドーベルマン)の性質が、サムに噛まれたことによって乱暴な性格になるのが心配だ」と真顔で言ったドーベルマンの若い飼い主夫婦は、子どもの頃喧嘩なんかしなかったのだろうね。 |
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| 2006年2月3日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 223 |
2月3日(金) 晴れ 7時気温?℃
今日は節分。寒さが厳しいこの冬は、暦の上だけでも季節が春へ動くと思うと嬉しい。夕方の公園は北西の風が強く吹いて、人影はまばら。サムちゃん親子がやってくると、海のお母さんが(成田山の豆まきに行った人から貰ったのだけれど)と、小さなビニール袋に入った豆を取り出した。(あ、私も階段の人から貰ったからいらない。草餅も貰った)と、サムのお母さんはにべもなく断ったので、やり場を失った海のお母さんは(じゃあ、ベルちゃんに)と、こちらにお鉢が廻って来た。あそうおと、いただいたもののなんだか収まりが悪い。サムちゃん達と一緒にやってきたベンのお母さんにどうぞと廻したが、(私もいい、あるから。他の神社のだけど)と、断られた。どうもこのあたりのやりとりは、普段の海をめぐる人間関係が複雑に反映していて、私としても気を使う。まいいやと私が貰って家に持って帰った。3×4p位のビニール袋に、殻入りピーナツが3粒と大豆が12,3粒入っていた。成田山の豆まきをテレビニュースで見ていたら、このままタレントが撒いていた。 風が強くて寒いから今年は玄関だけ開けて豆をまき、ピーナツは食べた。
今月の川柳の宿題は「鬼」
◎行きたいな 安いツアーで 鬼ヶ島
◎あの子なら つかまりたいな 鬼ごっこ
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| 2006年2月2日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 222 |
2月2日(木) 曇り 7時気温?℃
Mさんへ原稿依頼をハガキで書いて出した。Mさん家も電話はある。或いは今の時代だから電話しかないとも言える。然しMさんはきっちりと社会的に仕事をしているから、FAX、ケータイもメールも必需品でないことは確かなのだ。
Mさんに電話して頼むことは出来る。然し不在のことが多い。仕事以外の日は全国どこかへふらりと旅に出てしまう。離島巡りや乗降客の少ないJRの秘境駅を訪ね歩くのが趣味のひとつなのだ。いつだったか必要があって五島列島の投宿先へ電話したことがあるが、その時もチェックアウトした後で掴まらなかった。
その時は、ひとり旅のさなかずかずかと浮き世の風なんか持ち込んでくるなと、Mさんに言われた様な気がした。
たまに自宅の電話に出ることもあるが、そんな時は大概酩酊中である。そんなこんなで、郵便が一番確かなのだ。向こうから来る連絡も、ハガキや封書だ。滅多にないが電話が架かって来ることもある。そんな時は要注意で、ろくな要件ではない。厭な頼まれ事なのだ。そうか、ここまで書いてきてやっとわかったが向こうでもそう思っているに違いない。そうだったのだ。 |
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| 2006年2月1日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 221 |
2月1日(水) 雨 7時気温?℃
今年初めての料理教室があると言って、家人は雨の中を出かけていった。昨日は風邪気味だと言って珍しく1日中伏せっていたのに、さぼる事を知らない妙に几帳面な年代なのだ。みんなで作った料理はその場で食べるが、量が多くて大変だと言って、朝食は殆ど食べないで出かけた。そんな場合女性だったら、残った分をパックに詰めて持ち帰り、それを種に家族との会話も拡がるという展開になるが、そんな考え方は全くない。教えてやったら驚くかも知れない。いや、男がそんなこと出来るわけがないと、突っ張るか。
昔、娘のような年代の若い人達と、料理教室を体験したことがあった。さて出来上がった料理を食べる時になって、一見ヤンキーなA子B子C子など数人は全く料理に手を付けないで、そそくさとパックに詰め込み始めた。ン?ン?と見ていると、彼氏と一緒に食べるのだという。それを聞いて、一寸胸がうずいた。まあ、家人は若者でなくて爺さんだしこちらも婆さんだから仕方がないか。
料理は愛情だと良く言われるが、本当かも知れない。いつもは代わり映えのしない同じ献立が並ぶ食卓に、娘が赤ん坊と居候していた2週間、昔ほどではないが食べものにうるさい娘の為に、1日3回よくいろいろなものが並んだと我ながら不思議に思う。 |
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| 2006年1月26日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 220 |
1月26日(木) 晴れ 7時気温?℃
去年、10月の検診で胃が引っかかった。そのままにしておこうかと思ったが、主治医が強く勧めるので、10年振りに胃カメラを飲んだ。周りの人達は(その頃に較べたら今はラクラク!
)と請け負ったが、やはり気持ちの良いものではない。あなたの年齢では毎年1回は受けることが望ましいと言った若い医者は、でも私はまだ一度も受けたことはありませんなんて勝手なことを言っていた。私は、もうやらないと決めた。
待合室で少しの間、隣りに座ったご婦人のバッグの番をしてあげたら、その人は自分の体験を元に私を激励してくれた。毎月1回は胃カメラを飲んでいて、操作する医者に飲み方が上手いと誉められたという。ま、胃カメラの飲み方が上手いなんで自慢になりませんよねと笑った。
この寒さが続くので、カイロの値段が上がった。この前は千円で10ヶ入り一袋が5袋買えたのに、今日は4袋しか買えなかった。戸外で作業するサムちゃんは、靴を脱いで靴の底敷き型カイロを見せてくれた。3枚298円で、1枚3時間持つと書いてあるが実際は1時間しか持たないと言う。8時間持つのが出来たら、戸外で作業する人はみんな買っちゃうけどねと、残念がった。 |
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| 2006年1月25日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 219 |
1月25日(水) 晴れ 7時気温?℃
「こっちを見ているから、さっきからずっと待っているから行かない方が良いよ」とさむのお母さんが、りゅうのお母さんに言った。公園下の四阿に住むホームレスのKさんは、りゅうのお母さんに何か頼み事をしたくて、待っているのだという。大分前に、たまたま四阿の近くを通りかかったときに、Kさんが胃の痛みに苦しんでいるのを見て、薬を買ってきてあげたのが始まりだとか。夏の間はどこからか手に入れた野菜を茹でて欲しいと頼まれたり、あれこれとねだられて家にないものは買い与えていたとサムのお母さんが説明してくれた。農家でさ、採れたものがウチにあるんなら構わないけど、わざわざ買ってまでやるのはどうかと思うとサムのお母さんは言う。
犬仲間の人達は大体同じ意見だ。でも私には何となく落ち着きが悪いのだ。りゅうのお母さんは、嫌々やっている様子はない。
りゅうのお母さんは、犬仲間に対する態度もKさんに対する態度も同じなのだ。
家に帰って、居候の娘に意見を聞いてみると、一方が強制されるとか圧力に感じているのでなければ、2人の間の関係だから外からとやかく言う必要はないのではないかという。内心(その通り)だと合点が行ったが、親らしく威厳を保って、まあそう言う事よねとすませた。 |
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| 2006年1月24日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 218 |
1月24日(火) 晴れ 7時気温?℃
近くの郵便局へ行く用事があった。ベルが一緒に行きたいというので連れて出たが、彼の狙いは雪で遊ぶことだった。雪かきがされないままの所で、雪の上に寝ころんで動かない。急かせると、上目遣いでこちらを見ながら雪を食べている。お腹を冷やしたのか、珍しく夕方の餌は殆ど食べなかった。
昨日も今日も、積もった雪の上を吹いてくる風は冷たい。サムのお母さんは去年、団地の階段で転んで捻挫した左腕が痛むからと言って、包帯を巻いていた。私も、あちこち痛む所にカイロを貼り付けている。去年の今頃はどうだったかと日記をめくってみたら、1月4日は公園へ行くまでに汗をかいた、この暖かさは冬じゃないとある。また14日はサム達とマザー牧場へドライブに行っているが、風もなく暖かい日だったのを思い出した。
新聞テレビは、ホリエモン関係一色。ホリエモンに期待していたのに残念だった、好きだったという人達は彼が閉塞社会をなんとかしてくれるという期待があったようだ。しかし彼は(実態として)自民党推薦で相手を落とすために立候補し、株式2部上場を画策し、さらに財界入りを果たしたことを見たら、そんなことは全く期待できないのはハッキリしている。変化は誰かに期待するのではなくて、自分の問題なんだろうね。 |
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| 2006年1月23日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 217 |
1月23日(月) 晴れ・時に曇り 7時気温?℃
2度あることは3度あると言うが、本当だ。今日も鯛焼きやの行列に並んで、順番が来るのを待っていると、焼き上がった鯛焼きは私の前の人で売り切れた。次のが焼き上がるまで4,5分お待ち頂けますかと聞かれて、待った。何というか鯛焼きのあの香りを嗅ぐともう、そこから離れられなくなる。口の中に溜まった唾を廻りに悟られないようにそっと飲み込む。待っている間やることもないので、鯛焼きの実演を眺めることになる。いつもは1人で焼いているが、今日は2人で焼いている。先ず6匹タテに並んだ鯛焼き器の、ひとつひとつを力を込めて丁寧に油敷でこする。次は小麦粉を溶いた種を、漏斗に手が付いたようなので、手早く6個分落として行く。その時は鯛の頭の部分にだけ落として、後から傾けて種を尻尾まで流す。ぷつぷつ火が通ったらあんこを入れる。ここはよく見ているが、頭の先から尻尾までしっかり、たっぷりあんこを入れてなお焼く。そしてこの6匹と左右対称になった鯛焼き器を同じように油敷きでこすって種を落とし、傾けて焼くと言う動作を繰り返す。ころ合いを見てあんこが乗った方を、後から焼いた半身に気合いもろとも、カッ乗せめでたく1匹の鯛が出来上がる。なお少し焼いて、鯛焼きが出来上がるのだが、娘さんはそのときどきのタイミングがぴたりと決まるが、痩せて色白の若者の方は、自信なげに何度も目打ちのようなので突っついている。小豆とクリームは1個105円、冬場限定金時は135円。パンはクリームパンが好きだが、鯛焼きはやっぱりあんこが良い。 |
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| 2006年1月22日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 216 |
1月22日(日) 晴れ・時に曇り 7時気温?℃
今場所の相撲は、いつもより面白かった。何より赤ん坊を連れて転がり込んできた娘が、毎日テレビ桟敷にかぶりついているから、こちらとしても自然に目に入って来る。
場所前、舞の海は白鵬をとても推していた。アナウンサーの優勝戦線に加わるかという質問に、それ以上で優勝するかも知れないと答えていた。何でも白鵬のとる相撲は、相撲のセオリー通りなのだとか。
所で結果はご存じの通り、優勝決定戦とならずに栃東が本割で朝青龍に勝って、優勝を決めた。私が思わずああ良かったとため息混じりに言うと娘は、自分は白鵬に勝たせたかったと言う。でもさ、白鵬はまだ若いからこれから幾らでもチャンスがあるから、栃東に勝たせたかったと続けると、相撲はそんなものじゃあない、なんて居候のくせに反論するのだ。それに今場所は、栃東が特に強かった訳じゃないし朝青龍の怪我で、ラッキーだったって事もあるなんて押してくる。
彼女は保育園に通っていた頃からの、相撲ファンである。大きくなったら、絶対お相撲さんのお嫁さんになるなんて可愛い事を言っていたが、ある日、美人じゃないとお相撲さんのお嫁さんになれないらしいと言ってがっかりしていた。就職の時も、その関係を探したが女はダメだと断られた。
でも大相撲は大好きだし、詳しい。私はかないっこないので、その話しはそこで止めた。 |
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| 2006年1月21日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 215 |
1月21日(土) 雪 7時気温?℃
輸入再開2週間で、危険部位が見つかったアメリカ牛肉。ま大方は、あちらさんが約束を守るとは思っていなかったけれどね。
さて今日の大雪。3時半にベルを連れて公園へ出かけた。ベルは裸足だがこちらは長靴を履いた。それでも慎重に、歩きやすい所を選んで行こうとするのだが、ベルはわざと雪の積もった所を選んで歩きたがる。全く子どもと同じだ。
公園では子ども達が、枯れた芝生の混じった大きな雪玉と格闘している。すごいねと声をかけるとうんと言ってニッコリした。その先にたっていた雪だるまは、頭に角が3本付いていて(漫画のキャラクターなのか)鬼のように見えた。
公園にはいつも来ないような犬たちもいたが、雪だからと言って特に動き回っている様子はない。海はいつものようにジッと座っているので、雪を被って白くなっている。そんな中、ベルだけがひとりはしゃいでいる。サムが来てハナが来ると、いつものように3匹で雪の上を転がって遊び、雪の中にへたばった。5時のチャイムが鳴って帰ろうとすると、ワン太がやってきた。お父さんはまだ風邪が抜けないのだが、お母さんにうつしてしまったので(しょうがない。早くしろ)なんてぶつくさ言ってる。ワン太はそんなこと気にしないで、サムの後を追いかけて遊んだ。行きは先を急いだベルも、帰りは私の後からてれてれと付いてきて、家に着いた時あたりはとっぷりと暮れていた。 |
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| 2006年1月20日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 214 |
1月20日(金)大寒 曇りときどき晴 7時気温?℃
寒い。大寒に寒いのは近年なかったことである。天気予報は、日付が変わる頃から雪になると言っている。家人は昼前、すぐ帰ると言って出かけた新年会から夕方になっても帰ってこず、やむなくベルを連れて公園へ出かけた。公園には海とサムしかいなかったが、ベルはやみくもに走り、2匹に体当たりして遊んでいる。仲間と遊ぶのが嬉しいと、身体中で叫んでいた。明日は雪だって言うから、明日の分も仕事をやって来たから、明日は1日中サムと遊べるとサムのお母さんは言う。明日朝は6時半にはここへ来ますけど、ベルちゃんは来られるかなあと言われても、困るなあ。
今、私がとても忙しいのは言ってある。
団地内で噂になっていたというが、私も何度かその3人を見かけた。両親(祖父祖母の様に見えた)はいつも川沿いの公園の同じベンチに座って、6,7才の女の子を遊ばせていた。それを見て、家族単位のホームレスっていうのもあるのかなあ位に思っていたが、3人は実に和やかで、女の子も嬉しそうに大人達の廻りを飛び跳ねて遊んでいた。
大人はともかくね、小さな子どもがいるって言うから、ナントカしろって役所に電話したと、サムのお母さんが言った。9時きっかりにね。そうしたら10時に役所から調査結果を連絡してきたの。母子は団地内に住んでいて、女の子はちゃんと学校に通っている。男はホームレスだが、母親と親しいと言うことだったらしい。 |
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| 2006年1月17日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 213 |
1月17日(火)曇りときどき晴 7時気温?℃
今年始めての川柳句会が終わってから、近くのお好み焼き屋で新年会となった。会員のKさんとここのお祖母ちゃんがゲートボール仲間なのだという。川柳の仲間とは去年の6月に初めて出会ってから、初めての親睦会である。私はいつもニコニコしているTさんから4つ資格を持っていると聞き出した。調理師、車の運転、危険物取扱そして歯科医師と聞こえた。「ええっ、歯科技工士って言うんでしょ?」隣に座っているMさんが思わず聞き返したのも無理はない。Tさんは上の前歯が4本ないのである。歯のない歯医者なんて、誰が信じるだろうか?私も聞き間違いかとあっけにとられていると、N市2丁目で約30年間その前10年は大学の研究室にいたと仰る。誰かが食べるとき困らないかと尋ねると、食べられないものは食べなきゃ良いと済ましている。私が何故入れ歯を付けないのかと聞くと、入れ歯は結婚と同じだからととぼけて結婚は我慢、忍耐、諦めであると言って、ニット笑った。一番楽しいことはなにかと尋ねたら、カラオケで70曲は歌詞を見ないで歌えると言った。持ち歌はなにかと突っ込むと、ポール・アンカの「ダイアナ」だと言って歌ってくれた。英語で。 |
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| 2006年1月16日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 212 |
1月16日(月)曇りときどき晴・一時雨 晴れ 7時気温?℃
娘が赤ん坊を連れてやって来た。入院していた病院を退院して、その足でわが家に転がり込んできた−つまり母子で静養に来たのである。私はお手伝いさんへと変身を余儀なくされる。家人は娘に「今回はいろいろとお世話になりました。またしばらくお願いします。」と挨拶されて、「あ、いや、はい」などどしどろもどろの返事をしていた。
そんなわけで何となく落ち着かず、テレビも斜めに見ていたらMさんからこんなメールを貰った。
『イヤ〜さっきニュースでライブドアが証券法取引違反で家宅捜査されたって。やられましね。出過ぎる杭は潰されますねやっぱり。日本も怖い国です。庶民のことには鈍いのに、財政界のお偉方の利権を脅かしそうなことにはあっという間に足を掬われるね。「総理、総理の清美さん」と同じ目に遭うかな?ジワジワと戦前の日本と似てきてるみたい』
急いでニュースを見て、私も同じような感想を持った。何となく背筋が寒いのは、この冬の寒さだけではないようだ。 |
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| 2006年1月15日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 211 |
1月15日(日) 晴れ 7時気温?℃
マグノリアさんの映画アラカルトを読んで、どうしても「歓びを歌にのせて」が見たくなった。私は毎日が日曜日とは言うものの、あれこれと暮らしのしがらみに取り巻かれている。何よりもこの所元気が品切れだと自覚していたので、思い切って日々の雑用を振り切って出かけた。混雑を避けるため、日曜日に映画館へ出かけるのは滅多にない。所が、制作されたスウェーデンでは映画史上最高の興行成績を収めたと言うのに、ここ千葉ではがら空きだった。広告が下手なのだ。
内容は映画アラカルトで紹介されたように、現代スエーデンのある村が舞台。疲れ果てた(過労死寸前)の音楽家が戻った故郷の村は、やはり世界中のどこにでもある問題(家庭内暴力、不倫、いじめ、障害者、権威で人を支配しようとする教会)を抱えている。音楽家は人の心を自由に解き放す様な音楽をやりたいと思い、教会の聖歌隊を指導することになる。その中で合唱隊の人達は少しずつ変わり始め、音楽家自身も変わって行くのだが・・・。トップシーンの果てしない麦畑が美しい。村のスーパーでの買い物、洗濯、掃除、薪割り、歌の練習や仲間のパーティーなど、日々の暮らしってこんなにも素敵な事なんだと教えてくれた。ある人を好きかどうかの判定方法。@顔を見ると嬉しくなるAいつも想っているB一緒にいると幸せ−こういう人を、沢山持ちたいな。欲張るなって?人生は短いんだから遠慮なんかしていられない。おまけに音楽がとーってもステキだった。 |
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| 2006年1月14日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 210 |
1月14日(土) 雨・雷・夕方地震 7時気温6℃
久しぶりに一日中大雨だった。おまけに雷まで繰り返し轟いて、なんだか天が咆吼しているようだ。相変わらす日本海側では大雪が続いて、高齢者が亡くなっている。
なぜもっと機材も人材も大規模に自衛隊を投入しないのかと、(申し訳ないがこちらは炬燵に入りながら)テレビのニュースを見ては、いきり立っている。
夜は、大雨洪水注意報の中をコタの家に出かけた。犬仲間の新年会である。今回の幹事役は若手のアユのお姉ちゃんやサクのお母さんだが、海のお母さんとサムのお母さんが競ってああだこうだと口を出す。結局、二人とも仕切るのが好きなのだ。
自分の飼い犬が友達と言うだけの関係で、年に1,2回飲み会をしてきたが、少しずつ顔ぶれが変化している。ナナちゃんのお父さんに「今日は大人しいね」と言われたが、この2,3日忙しかったせいか疲れて盛り上がれず、帰りは団ちゃんの車で送ってもらった。 |
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| 2006年1月13日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 209 |
1月13日(金) 曇りのち雨 7時気温6℃
今朝の公園も冷えた。7時半、犬たちが遊び終わって数人の犬仲間と帰るとき、ベンチに座っている男に気が付いて、さむのお母さんが何か話しかけた。マスクを掛け肩をすぼめて座っていた男が紺色ジャンパーの前ファスナーを下げると、子犬の顔が出て来た。まだ産まれてやっとひと月ぐらいだろうか。薄茶色で柴犬の顔をしている。ナナちゃんやワン太、ベンのお母さんが「かっわいー」と言って集まった。あの人の名前はね、Kさんて言うんだって。男から離れて来たサムのお母さんが教えてくれた。Kさんは、いつもは下の公園の四阿に定住している。ここには二人いるが、近くのコンビニが(それとなく)賞味期限切れの弁当を廻していると教えてくれたのも、サムのお母さんだ。この寒さに寝泊まりはどうしているのかと心配すると、お役所でも手を打っているがそう言うところへは行きたがらないらしいなんて、サムのお母さんは福祉事務所みたいな言い方をした。所であの犬は昨日、段ボールに入れて捨てられていたのをKさんが拾ったらしい。みんなは子犬の食べ物を心配して、あれこれ言っている。公園の入り口では発泡スチロールの箱に黒の雨傘が差し掛けてあって、その下には野良猫が1匹うずくまっていた。 |
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| 2006年1月11日(水) |
| 1月11日(水) 晴れ 7時気温?℃ |
| 今日、公園にハナちゃんを連れてきたのは、お母さんだった。あら、お父さんはどうしたのと訪ねると病院へ行ったという。どうしたの?どこか悪いのとたたみかけると、いーやどこも悪くない筈よとハナちゃんのお母さんは胸を反らせて、きっぱりと言った。だってねえ、本当に具合が悪かったら病院なんか行けないもの。予約して行ってるんだから、元気なのよ。死ぬんだったらさっさと今のウチに死んで貰いたいけど、なんてうそぶいている。サムのお母さんは後ろを向いてにやにや笑っている。あら、今死なれたら困るわ。年金が半分になったら暮らしていけないものと、悲鳴をあげたのはたまにしか来ないエマのお母さんだ。でもさ、なんとかなるもんよと、11月末に退職したKクンのお母さんが割って入った。そこへりょうくんのお母さんも加わって話しはいよいよ盛り上がったが、5時を過ぎているので私とサム達は帰ることにした。公園の入り口で、病院から帰ってきたハナちゃんのお父さんと出会って、サムちゃんがどうだったと聞いた。うーん90才だってよ。90才。俺の血管年齢は90才なんだってよと答えた。サムちゃんが答えに詰まっていると、私たちと一緒に来たチャーミーのお爺ちゃんが、あによおー、あんまり気にすっことねえんだと慰めた。 |
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| 2006年1月10日(火) |
| 犬と歩けば・ふたたび 207 |
1月10日(火) 晴れ・曇り 7時気温?℃
天気予報通り、未明に降った雪が朝になってもちらついていた。公園の芝生広場はうっすらと雪がつもって、常連の犬たちが思いっきり遊んだと言って、サムのお母さんはベルが欠席したのを残念がった。公園入口の24時間営業の店で今日の明け方、強盗が入ったとか、またその店の道路を挟んだ向かい側の焼き肉屋は、開店1年ほどで閉店したとか犬仲間の噂話はきりがない。
お正月に又韓国へ行ってきた友人が、同行した義兄の作った短歌を見てと、ファックスで送ってきた。韓国で生まれた彼女は敗戦で3才で日本に引き上げてきたが、一度産まれた所を見たいと去年の9月おそるおそる初めて韓国を訪れ、その時現地の人に受けた優しさが忘れられず病み付きになっている。もっともその前からヨン様、パク様熱は相当なものだったが。先年亡くなった彼女の姉は、敗戦の年8月15日に韓国の女学校の寄宿舎から、父母のいる所まで人目を避け山野を歩き続け、夜は狼を避けるため農家の納屋に隠れて3日かけて帰ってきたという。現地の人に聞いたらその道は、5日かかると言ったという。帰国してその話しをしたら、80才を過ぎて足腰の弱っている義兄はどうしてもその場所へ行ってみたいと言うので、今回の韓国行きになったらしい。
『暑き日か 暗き夜かと我憶う 1人の少女山河を越えて』
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| 2006年1月9日(月) |
| 犬と歩けば・ふたたび 206 |
1月9日(月)成人の日 晴れときどき曇り 7時気温?℃
「この頃ね、何を食べても美味しくないんですよ。どうしてでしょうかね。」とサムのお母さんに聞かれたが、そんなことはわからない。空きっ腹に不味いものなしって言うから、1日絶食してみたらいいんじゃないかと答えた。フフと笑った顔がかなり赤い。「今日ね、成人式だから祝ってやってって誘われてね。−ほら、こっちはひとり暮らしだから、廻りが気に掛けてくれるんです。−ご馳走がずらっと並んでいたんでけどね、手が出ない。みんなは、ばくばく食べているから、気にして取ってくれて食べてみるけど美味しいと思えない。美味しいと思ったのは白菜漬けに鰹節をかけたのだけ。これは60才になった所為でしょうか。」と言われても、年齢によって味覚も代わるからねぐらいしか答えようがない。でもね、食べられなくなった分、こっちの方は幾らでも入ると言って右手首をぐいと傾けて、いっぱいやる仕草をした。「日本酒とウイスキーが沢山あってね、ウイスキーは貰いものでナントカって高級品ですって。それを生で注いで貰って飲んだ。」と満面に笑みを浮かべた。「毎年正月にはね、鈴廣の1200円の蒲鉾を買うんだけど、昔みたいに美味しいと思えないから、来年から800円のにする」んですって。 |
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| 2006年1月8日(日) |
| 犬と歩けば・ふたたび 205 |
1月8日(日) 晴れ 7時気温?℃
当HPの編集長から次のようなメールを頂いて、やはりと頷いた。
『わが家に配達された年賀状に異変が起きています。元日配達分が例年よりかなり少な目でした。反面、2日以降分が驚くほど多いのです。今日の配達分で、たまたま切手が貼られていた賀状の消印を見たら、その日付は12月30日でした。東京の郵便局で受付してから、配達されるまでの所要日数がなんと8日間。投函する時期が、暮れの30・31日に集中したのかも知れません。それとも、郵政民営化の流れと何らかの関係があるのでしょうかねえ。このような現象は過去には記憶がありません。』
わが家でも全く同じ事が起きていました。更に、元日配達された年賀状に、私が出した年賀状を読んでからでなくては書けない内容、つまり返事が書いてありました。
これは年内に配達されたとしか考えられません。
これらは「国民が選んだ郵政民営化」がいよいよその姿を現し、私たちが「郵便局」に対して持っていた、安心や信頼が崩れ始めた記念すべき年なのかも知れません。
一方、2004年郵政の職場では少なくとも30人の過労死・過労自死が起きています。 |
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| 2006年1月7日(土) |
| 犬と歩けば・ふたたび 204 |
1月7日(土) 晴れ 7時気温?℃
スーパーの出口で、知らない男に声を掛けられた。といってもナンパされたわけではない。「今そこ、行ってきたらね、レタスが498円だってさ」といきなり言われて面食らった。ショックを受けてどうしても自分の胸の内に収まりきれなくて、誰にでも良いから話したい。丁度そこへ私が通りかかったと言う訳らしい。紺のジャンパーを着て、カミはぼさぼさ、目つきばかりがぎょろりとして手ぶらで背中を丸めて歩いている様子は、公園のホームレスではないかと思った。曖昧に返事をして通り過ぎようとしたら、「なんだね、やっぱりこの寒さが関係しているのかね」と、背中に追いかけてきた。誰かのお使いで来たのだろうか?まるで見当が付かなかった。
ダシの買い置きがなくなって、1週間振りに電車に乗ってデパートまで出かけた。
ま、ダシなんか何でも良いようなものの、今のところはこのアゴ(飛び魚を焼いて干したもの)に昆布、椎茸、鰹節を混ぜたダシを使っている。このだし汁に自家製味噌を溶き入れた味噌汁は、ささやかなわが家の贅沢、毎朝の楽しみなのだ。所でデパートは初売りで大にぎわい。やっぱり素敵なものが沢山並んでいて、あれこれきょろきょろと眺めてすっかり疲れた。 |
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| 2006年1月6日(金) |
| 犬と歩けば・ふたたび 203 |
1月6日(金) 曇り 7時気温?℃
お正月も良いけれど少し飽きて、今日は、私たちの事務所開きで仲間が集まった。
残り物のせんべいをつまみ、お茶を飲みながら雑談した。Dさんが「自分の国の国民が殺されたって言うのに、相手に抗議もしない文句ひとつ言わない情けない首相なんているかい?ましてあそこは自分の選挙区だぜ」と口火を切った。3日、川崎でキティホークの乗組員に、日本人女性が殺害された事件の事だ。この事件は今晩のニュースで、犯人の上官が遺憾の意を表し、日本語で「ゴメンナサイ」と言ったと伝えた。私は用事をしながら聞いていたが、この「ゴメンナサイ」にかちんと来た。誰が教えた日本語か知らないが、普通「ゴメンナサイ」は子どもが悪戯して謝るときや、謝罪でも軽い意味で使う。この上官は、日本語を使えば日本国民に良い印象を与えられると思っての小細工なのか或いは、この犯罪を大したことではないと思っているからなのか。犯人の若者は、故郷でどんな暮らしをし、川崎でどんなきっかけがあったのか知るよしもないが然し、若者は兵士となり兵士は、人を殺すためのテクニックを学び、人を殺す心理的な葛藤や迷いを取り払う訓練を受けた筈である。兵士は誰のためにあるのか。兵隊は敵国民は勿論自国民も助けない。関東軍は中国で、入植した自国民・日本人を助けたか?日本兵は沖縄で島民を助けたか?
公務員の削減を改革だと叫んでいる私たちが選んだ首相は、防衛庁を防衛省に格上げする。 |
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| 2006年1月5日(木) |
| 犬と歩けば・ふたたび 202 |
1月5日(木) 晴れ・曇り 7時気温?℃
「歌う会」のお稽古が始まった。まだ松の内であるが、来月初めの発表会に備えて、お休みが長くなると私たちがせっかく覚えた歌を、すっかり忘れてしまうからという先生の焦りで、稽古が入った。先生は、お正月ですからご都合の付く方だけでもと言ったが、殆どの生徒の都合がついた。
歌うのは「冬景色」「ビリーブ」「いい日旅立ち」の3曲だが、「いい日旅立ち」が難しい。特に出だしが揃わない。2小節目の4拍目に出なくては行けないのだが、イチとニーとサンとシーとと、リズムを数えているとつい、出るのを忘れる。(音が取りにくい所を言ってください)と先生が言うと、ハイと手を挙げた生徒は(自信がないところは歌わないで、黙っていますから大丈夫です)と言ってみんなを笑わせたが、多分本音である。私もときどきやる。この道10年という先生はさすがベテランで、生徒のやることはお見通しである。(皆さん、ちゃんとご自分のパートを歌って下さいね。歌いやすい所だけ選んで歌うのは止めてください)と言う。こんな練習でも、途中10分の休憩を挟んで2時間のお稽古が終わると、結構お腹が空くのだ。 |
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| 2006年1月4日(水) |
| 犬と歩けば・ふたたび 201 |
1月4日(水) 曇りときどき晴れ 7時気温8℃
今朝バタバタと娘が帰って行き、いつもの暮らしが戻ってきた。
今年のお正月は、いつにもまして気持ちが浮かない。世間は災害や事故があふれ、理不尽な事がまかり通り、みんなの気持ちは荒んでいる。今年は花島神社も御神酒が出なかったと、犬仲間から聞いた。つい川柳のネタも暗く、ニヒルになってしまう。もしかして老人性鬱にでもなったかと考えた。
所が午後、お絵かきの先生から素敵な年賀状を頂いた。ハガキ一面に犬の絵が印刷されている。それを切りとって、山折り谷折りをすれば犬のペーパークラフトが出来上がる。余白には、ホリエモンのように他人のものを元に1を10にする力よりも、0から1を作り出す想像力が本当に求められているのだ。想像する力と勇気を持って着実に歩こうと書かれてあった。今、こんな風に率直にものを言う人が居ることが嬉しかった。そして、若い高校生を相手に仕事をしている人が、本当の事を教えているのが嬉しかった。心があたたかくなって、すこし元気が出た。先生有り難う。今年は(なるべく)お絵かきを、休まないようにします。 |
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