
川 柳 (しっぽ)
 2007.3.30 |
| お題 |
2007年4月 |
| 遊ぶ |
留守番は 亭主にまかせ またツアー |
| おんぶして 寝た子と帰る 遊園地 |
| とぶ |
持ちかえて 母の爪切る 昼下がり |
| うきうき |
へそくりで 掛けた保険の 満期来る |
| お題 |
2007年3月 |
| 動く |
今日だけの 値段と聞いて 引き返す |
| かすむ |
かすむ目で ケータイメール ぽつぽつと |
| お題 |
2007年1月 |
| そろそろ |
防衛省 孫に赤紙 来ぬように |
| 握る |
納豆で その気にさせた テレビ局 |
| 角(つの) |
角つけた べこがいやいや 店の前 |
| お題 |
2007年1月 |
| 笑顔 |
マニュアルの 笑顔通りに 皺ができ |
| モナリザが エステに通う 閉店後 |
| 夢 |
多すぎた 夢の捨て場所 探す暮れ |
| たっぷり |
風神と たっぷりよっつ 凧上がる |
| 天災が 知事の財布を ふくらます |
| お題 |
2006年12月 |
| やれやれ |
それなりに あって還暦 迎えた日 |
| 同じこと 尋ねる母の えびす顔 |
| お題 |
2006年11月 |
| うるさい |
爺さんに つられ大きな 返事する |
| 隣の子 おんなじとこで 間違える |
| 実り |
農作業の 記録に残る 汗と手間 |
| お題 |
2006年10月 |
| 大声 |
飽きもせず ママが吠えてる 夏休み |
| めきめき |
晩酌の 相手をつとめ 手が上がり |
| もみじ |
温暖化 紅葉も赤く なりそこね |
| 紅葉ツアー 大トラ小とらを バスにのせ |
| お題 |
2006年9月 |
| 台風 |
頭おさえ マイクに叫ぶ レポーター |
| 孫台風 去ってふところ 秋の風 |
| 覚める |
目覚ましが 律儀に起こす 日曜日 |
| 叱られて 母が小さく 見えた朝 |
| ほどほど |
多すぎる 小言は喉に 引っかかる |
| お題 |
2006年8月 |
| 流れる |
汗流し 働くよりも ネット株 |
| 土石流 言い訳もなく みな流す |
| やま |
もったいない 貯めたあれこれ ゴミの山 |
| ほたる |
蛍見て 足取り軽く 帰る道 |
| お題 |
2006年7月 |
| 泳ぐ |
三途の川 泳ぎ帰るぞ 何度でも |
| 千二千 泳いでもまだ 二段腹 |
| すいか |
西瓜食べ 飛ばした種の 先に虹 |
| 生ぬるい 西瓜食べてる 倦怠期 |
| 子供 |
孫娘 叱り方まで ママに似る |
| お題 |
2006年6月 |
| 進む |
ベテランが 退却忘れ 八つ当たり |
| センス |
さりげなく 手を差し伸べる 若いとも |
| ときどき |
持ち金を 気にして並ぶ レジの前 |
| 怖いもの 見たさに夜の 歌舞伎町 |
| お題 |
2006年5月 |
| 若葉 |
初ガツオ 身体に良いと 聞けば食べ |
| 広い |
残されて 部屋の広さが 胸にしむ |
| 筍が 空を睨んで 藪の中 |
| お題 |
2006年4月 |
| 花見 |
今年また 揃ってうれし 花のかげ |
| 花見酒 よその仲間と 盛り上がり |
| 見る |
シルバーと 言わずに買えて くやしがり |
| みつめられ ちじこまってる 貯金箱 |
| さらさら |
温暖化 氷河も溶けて 流れ出す |
| お題 |
2006年3月 |
| 謝る |
言い出せず 頑固同士の 仲直り |
| 謝られ 余計腹立つ マニュアル化 |
| ぽかぽか |
オンドルは 日本人にも 温かい |
| 眠る |
はっとして 駅名探す 終電車 |
| お題 |
2006年2月 |
| 鬼 |
行きたいな 安いツアーで 鬼が島 |
| あの子なら つかまりたいな 鬼ごっこ |
| 優しい |
春風が 待ち遠しいな 灯油高 |
| 動く |
土の中 早く出たいと 土筆の子 |
| お題 |
2006年1月 |
| 新年 |
かしこまり 年賀をかわす おむかいと |
| 今年また 箱根駅伝 見て元気 |
| 雪 |
眺めてる だけならきれい 雪景色 |
| 青テント ヒルズもおなじ 雪の下 |
| お題 |
2005年12月 |
| 忙しい |
デパ地下の 値引き狙って はしごする |
| 丸く掃く 掃除の付けが 年末に |
| カレンダー |
日替わりの 定食飽きた ひとりもの |
| カレンダーの 印をつけた わけ忘れ |
| 反省 |
政治屋の 反省煙の ようなもの |
| 謝罪する ポーズも慣れた おえら方 |
| お題 |
2005年11月 |
| 始めて |
英会話 チャレンジするの 何回目 |
| 始まりの 元を忘れた 口げんか |
| うれしい |
胃快調 秤壊れて 気分良し |
| 新米に 卵をかけて 食べるとき |
| ありがとう |
傘よけて 通してくれた 若い人 |
| 丸く掃く 掃除の付けが 年末に |
| 第14回 (2008.4.15号) |
| 夢はもう 忘れて今日の 米をとぐ |
| ちり残土 チチンプイプイ 夢の島 |
| 第13回 (2008.3.15号) |
| ひとすじの 銀の糸ひき カタツムリ |
| 日も月も 消して耳鳴り なお止まず |
| 第12回 (2008.2.15号) |
| 肩落とし 帰る息子に 訳聞かず |
| 風つかみ ヒマラヤも越す 鶴がいる |
| 第11回 (2008.1.15号) |
| しらふでも あんなにのれる のど自慢 |
| 多めにと 付けたまつ毛で 目が開かぬ |
| 第10回 (2007.9.15号) |
| 脱け殻の 重さ手にうけ 蝉しぐれ |
| 振り向けば 過ぎた苦労が 笑ってる |
| 第9回 (2007.8.8号) |
| 大臣も やくざに見える クールビズ |
| 叱る声 泣く声さらに 蝉しぐれ |
| 第8回 (2007.6.6号) |
| 枕木の 音をたしかめ コップ酒 |
| 予報士を 信じる度に 増える傘 |
| 第7回 (2007.4.15号) |
| へそくりで 掛けた保険の 満期来る |
| 持ち替えて 母の爪切る 昼下がり |
| 第6回 (2007.3.15号) |
| 今日だけの 値段と聞いて 引き返す |
| かすむ目で ケータイメール ぽつぽつと |
| 第5回 (2007.2.15号) |
| 角だした ベコが首振る 店の前 |
| 納豆で その気にさせた テレビ局 |
| 第4回 (2007.1.15号) |
| モナリザが エステに通う 閉館後 |
| マニュアルの 笑顔通りに しわが出来 |
| 第3回 (2006.12.15号) |
| 紅葉ツアー 大トラ小トラ バスの乗せ |
| 隣のこ おんなじとこで 間違える |
| 農作業 記録に残る 汗と手間 |
| 第2回 (2006.11.15号) |
| シルバーと 言わずに買えて くやしがり |
| みつめられ ちじこまってる 貯金箱 |
| 第1回 (2006.10.15号) |
| 和解案 出すのはいつも 強い方 |
| 多すぎる 小言は喉に 引っかかる |
| 孫台風 去って懐 秋の風 |
| 温暖化 紅葉も赤く なり損ね |
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