AKIYAMA 2571



さくら貝の歌



曲 目 対応ハーモニカ MP3ファイル 作成日
さくら貝の歌 Gm+Fm(G♯) 2010.12.27


さくら貝の歌
  作詞 土屋花情   作曲 八洲秀章



歌詞は都合により削除しました。(2023.6.8)



この歌が作られたのは、昭和14年(1939)秋のことです。 鎌倉・由比ヶ浜の近くに住む鈴木義光(北海道虻田郡真狩村出身)という青年が、胸を病んで18歳で亡くなった恋人・横山八重子を偲んで、

  わが恋のごとく悲しやさくら貝
  片ひらのみのさみしくありて

という短歌を作りました。この歌をモチーフにして、彼の友人で、当時逗子町役場の職員だった土屋花情が作ったのが上の歌詞です。作曲家を目指していた鈴木がこれにメロディーをつけ、名曲『さくら貝の歌』ができあがりました。

この歌は、その後ほとんど知られませんでしたが、山田耕筰が気に入って、自ら編曲して、昭和24年にNHK「ラジオ歌謡」として放送したところ、問い合わせや楽譜がほしいという要望で電話が鳴りっ放しになったそうです。
創唱した小川静江は、2010年現在90歳で、元気に歌を歌っているとのことです。

鈴木はその後、八洲秀章(やしま・ひであき)という筆名で、『山のけむり』『あざみの歌』『チャペルの鐘』『毬藻の歌』など、端正な抒情歌を数多く作りました。
 八洲秀章という名前は、八重子の八とその戒名「誓願院釈秀満大姉」の秀を採ってつけたものだそうです。人名としてはそれほど珍しいものではありませんが、私は、この名前を目にしただけで、リリカルな感情がこみ上げてきます。


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